菊池雄星、『3年97億円』で日本との年俸格差があらためて浮き彫りに…平均年俸メジャーの16分の1、トップ10選手の平均年俸も13分の1
菊池雄星投手(33=アストロズからFA)がエンゼルスと総額6300万ドル(約97億円)の3年契約で合意したと複数の米メディアが25日(日本時間26日)に報じた。菊池の平均年俸2100万ドル(約32億3000万円)はパドレスのダルビッシュ有投手(38)の来季年俸と同額で、現時点でメジャー投手の17位タイ。日本プロ野球と大リーグの年俸格差の広がりをあらためて実感させられた金額となった。 ◆菊池雄星の妻・瑠美さん、ブルージェイズの女子会を公開【写真】 来季年俸に限ると(複数年契約の場合は、平均年俸に契約金を加算)、メジャー日本選手のトップ10は大谷翔平の7000万ドル(約107億8000万円)、山本由伸の3900万ドル(約60億1000万円)、菊池の2100万ドル、ダルビッシュと吉田正尚の1800万ドル(約27億7000万円)、鈴木誠也の1700万ドル(約26億2000万円)、千賀滉大の1500万ドル(約23億1000万円)、今永昇太の1325万ドル(約20億4000万円)、前田健太の1200万ドル(約18億5000万円)、松井裕樹の560万ドル(約8億6000万円)。平均にすれば2288万5000ドル(約35億2000万円)となっている。 一人で大幅に引き上げている大谷を除いたとしても、9人の平均は1765万ドル(約27億2000万円)となる。 大リーグ全体を見渡すと、米スタティスタ調べによる今季メジャーの平均年俸は498万ドル(約7億7000万円)。一方、日本プロ野球(NPB)選手会によれば、今季のNPBの支配下選手の平均年俸は4713万円で、メジャーの約16分の1に相当する。 また、メジャーの今季年俸は大谷の7000万ドルが筆頭だが、トップ10選手の平均年俸は4179万ドル(約63億4000万円)。 一方、外国人選手を除いたNPBの今季最高年俸(推定)は、坂本勇人と村上宗隆の6億円で、大谷の約18分の1。トップ10選手の平均年俸は4億9400万円で、メジャーの約13分の1の計算になる。
中日スポーツ