判決前のFTX元幹部、弁護側が懲役は重すぎると主張
被告人に有利な発言
FTX破産財団のCEO、ジョン・J・レイ3世(John J. Ray III)氏は、エリソン氏の支援は、崩壊しつつあった同取引所をレイ氏のチームが引き継ぐ上で「貴重」であり、同財団はエリソン氏との和解に近づいており、エリソン氏は「残りの資産のほぼすべてを譲渡」し、破産財団によるFTXとその関連事業体の再構築を引き続き支援すると述べた。 同様に、FTXの元幹部に対して集団訴訟を起こした弁護士らは、エリソン氏がFTXの債権者のために資金を回収する上で「貴重な支援を行った」と述べた。裁判所が任命した調査官のロバート・クリアリー(Robert Cleary)氏も、エリソン氏が役に立ったという(簡潔な)メッセージを残している。 エリソン氏の日記には、アラメダにいた頃の同氏の思考回路についても記されており、同氏の気分、仕事やバンクマン・フリード氏との関係が同氏に与えた影響、そして自身の生活を改善する方法についての考え(仕事を1日休む、外出する、友人と連絡を取り合う、アデロールの服用量を減らす、その他の可能な対策)が記されていた。 エリソン氏は、バンクマン・フリード氏が受けたのと同じ裁判所で、現地時間2024年9月24日に判決を言い渡される予定だ。FTXの幹部であるニシャド・シン(Nishad Singh)氏とゲイリー・ワン(Gary Wang)氏も、今年10月と11月に判決を受ける予定となっている。 |翻訳・編集:T.Minamoto|画像:Victor Chen/CoinDesk|原文:Caroline Ellison Shouldn't Go to Jail After FTX Collapse, Attorneys Say
CoinDesk Japan 編集部