【怪談ビール】小泉八雲の代表作「怪談」の登場人物などがラベリングされたクラフトビール 開発に協力したのは大学生!? 若者向けに開発したビールとは?
来秋のドラマ化が決まり、再び注目を集めている小泉八雲とセツの夫妻。この機会を観光やビジネスにつなげようと、さまざまな動きが広がっています。ある企業の取り組みを追いました。 島根ビールビアプロデューサー 矢野学 社長 「 怪談ビール発売します。乾杯!!」 客 「 おいしい」
今年の秋、新たなクラフトビールが開発されました。その名も「怪談ビール」。ラベルには小泉八雲の代表作「怪談」に登場する「耳なし芳一」や「雪女」などのキャラクターが描かれています。 全国的に注目される来年のドラマ。さまざまな経済効果が期待されます。2010年に水木しげるさんと布枝さん夫妻がドラマ化された年は、水木しげるロードの観光客が前年の2倍以上に増加。4年前に郷土ゆかりの作曲家がドラマの主人公に取り上げられた福島県では、コロナ禍にも関わらず約48億円の経済波及効果があったと日銀が試算しました。 島根県松江市は12月16日、商工団体などと協議会を設立。ドラマを地元経済の起爆剤にしようと関連商品の開発などを進める予定です。
松江市 上定昭仁 市長 「松江が一段パワーアップ、バージョンアップして“バケていく”という1年にしていければと期待しているところでございます」 怪談ビールを開発したのは、松江市にある島根ビール。25年前の開業当時から小泉八雲の愛称である「へるん」を冠したクラフトビールを作ってきました。 島根ビール 矢野亜希子さん 「だいそれた名前をいただいたもんだなと今でも思うんですけど、やっとここ25年になって『へるんさん』と共にやっていけてる気がしてます」
■怪談ビールの変わった材料とは?
新開発の怪談ビール、実はちょっと変わったものが入っているんです。それは島根県産のぶどう、デラウェアです。クラフトビールは、麦芽やホップといった原料のほかに副原料を加え、香りや味に個性を出します。 Q.ビールにぶどうって使うんですね? 島根ビールビアプロデューサー 矢野学 社長 「そうですねあんまり使ってる所は多くないと思うんですけどね」 ぶどうを使った珍しいクラフトビール。その狙いとはー。 島根ビールビアプロデューサー 矢野学 社長 「やっぱりこれから一番お客さんにもなってくれるし、でもなかなか飲んでもらえてないというところで、じゃあもう怪談ビールを学生さんの飲みたいビールで作ってみよう」 開発を前に、小泉八雲もかつて教壇に立っていた島根大学(当時は島根県尋常師範学校)の学生の協力で、さまざまな味を試してもらいました。中でも最も好評だったのが、ぶどうを使ったビールでした。
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