米国で鳥インフルエンザ初の死者 南部ルイジアナ州で、高齢の患者
【ワシントン共同】米南部ルイジアナ州は6日、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)に感染し重症になっていた患者が死亡したと発表した。米国での死者は初めて。患者は高齢で持病があり、民家で飼っている鳥や野鳥と接触していた。周囲への拡大はなく、一般の人へのリスクは引き続き低いと評価した。 疾病対策センター(CDC)によると、患者のウイルスはカナダ西部で昨年11月に重体になった13歳の女性患者のものと特徴が似ている。 世界保健機関(WHO)によると、H5N1ウイルスは12月中旬までに世界で954人の感染が判明し、464人(49%)が死亡している。