犬が寝ながら移動する理由とは 獣医師に聞いてみた!
朝、まだ眠っている愛犬を発見。 写真は、X(旧Twitter)ユーザー@lupinus_tさんの愛犬、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークのむぎくん(取材当時9才)の朝の寝姿です。布団から半分落ちた状態で深い眠りについています。飼い主さんが「おはよう」と声をかけても目覚める気配がありません。 【写真】寝転がるむぎくん、横目でチラッ! これには飼い主さんも、思わず「フフッ」という笑い声が漏れてしまいます。 そして、飼い主さんが「ゴハンだよ」と声をかけながら体に触れると、ようやくむぎくんは目を覚ましました。とってもかわいい寝起きを見せてくれたむぎくん。いったい、どのような経路をたどってあの寝姿にたどり着いたのでしょうか? 飼い主さんにお話を伺います。
足元を見るとむぎくんが布団からはみ出して寝ていた
先ほどの写真は、朝、飼い主さんが目を覚ましたときに目撃した光景です。飼い主さんが、自分が寝ていた布団の足元を見ると、むぎくんがこの状態で眠っていたそうです。そして、飼い主さんはそのままスマホで撮影を始めました。 ただ、ふだんからむぎくんはいろんな格好をして寝ているので、飼い主さんはこの寝相を見てもとくに驚くことはなかったのだとか。
布団に入ったときは腕枕をしていたのに……
寝始めたときは飼い主さんに腕枕をされていたむぎくんですが、数分すると寝心地が悪くなったように上半身だけ逃げていき、飼い主さんにお尻をくっつけながらいびきをかき始めたそうです。 そして、朝には先ほどの状態になっていたのですね(笑) 今回の投稿はX(旧Twitter)で「かわいい」と話題になったのですが、そのことについて飼い主さんはとくに意識していなかったといいます。ただ、「ありのままのむぎさんを受け止めて『かわいい』と言われると、やっぱり嬉しいですよね」と飼い主さんならではの感想を教えてくれました。
なぜ違う場所に? 犬が寝ながら移動する理由
このように犬が寝ていた場所から移動してしまうのには、どんな理由が考えられるのでしょうか。ここからはいぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生の解説を紹介します。 白山先生: 「犬も長時間の睡眠時は寝返りをするので、寝ている間に少しずつ移動したのでしょう。ただ、『体の一部は飼い主さんの布団に残しておきたい』という気持ちがあったからか、半分だけ布団にのっていたのかもしれませんね。 なお、犬と同じ布団で寝るときは、犬を蹴飛ばしたり、ベッドから落としたり、布団や毛布に閉じ込めたりしてしまわないように注意しましょう。お互いに質のいい睡眠をとれるよう、寝心地が悪い場合は寝場所を分けることも大切です」 布団からはみ出しながらも、飼い主さんと一緒に寝たい気持ちが伝わってくるむぎくん。かわいいですね。 写真提供・取材協力/@lupinus_tさん/X(旧Twitter) (監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生) 取材・文/小崎華 ※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年8月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
いぬのきもちWeb編集室