夜の帳を駆け抜ける精悍スタイル「ナイトシェードエディション」を追加。トヨタbZ4Xの2025年モデルが北米で登場
スバルとの共同開発により生まれたEVのクロスオーバーSUV
2024年12月17日(現地時間)、米国トヨタはアメリカ・テキサス州プレイノで2025年型bZ4Xを発表した。新グレード「ナイトシェードエディション」をラインナップに追加するとともに、車両価格が大幅に引き下げられ「XLE 」グレードのFWD仕様は3万7070ドル(約567万円)からとなった。2025年型bZ4X は、2025 年初頭にアメリカ全土のトヨタディーラーで販売が開始される。 【写真はこちら】ブラック系エクステリアと、レッドをアクセントに配したインテリア。特別なアピアランスで新たな存在感を演出(全5枚) トヨタbZ4Xは2021年4月の上海モーターショーでコンセプトカーが世界初公開されたEVのクロスオーバーSUV。トヨタのEVブランド「bZ」の第1弾として登場した。「bZ」はカーボンニュートラルを目指す「ビヨンド ゼロ(beyond Zero)」、「4」はボディの大きさ(4クラス)、「X」はボディ形状(クロスオーバー)を示す記号に由来する。 スバルとの共同開発により生まれたBEV専用プラットフォーム「e-TNGA」を採用し、ロングホイールベース、ショートオーバーハングのスタイリングと広い室内空間を特徴とする。 駆動方式はFWDと4WDを用意し、4WD車には悪路走破性を高めるXモードも備える。インテリアも未来的で、これからのトヨタのBEVの方向性を具現化した1台と言える。 日本市場には2022年4月に「Z」のモノグレードで登場し、すべてリース販売されたことでも話題となったが、2023年10月の一部改良で価格を抑えた「G」を追加設定するとともに、リース販売に加えて一般販売もスタートした。 一方、2022年秋には北米市場でも販売を開始、2023年から24年にかけて販売を大きく伸ばしている。 そんな中、アメリカで発表された2025年型bZ4Xの注目ポイントは、ベーシックな「XLE」グレードと装備を充実させた「リミテッド」グレードに加えて、新グレード「ナイトシェードエディション」がラインナップに設定されたこと。同時に、車両価格が大幅に引き下げられている。