【アーティゾン美術館・ブランクーシ展】ブランクーシの飼い犬がぬいぐるみになっている!?
東京・日本橋にあるアーティゾン美術館にて2024年7月7日まで開催されている「ブランクーシ 本質を象る」。 日本で初めて開催されるブランクーシの包括的な展示ということで、情報解禁時から心待ちにしていました! 代表作品《接吻》をはじめとした彫刻作品から、ブランクーシ自らが撮影していた作品写真まで、制作を多角的に見ることができる大満足なボリューム。そんなブランクーシ展で、実は事前にチェックしていて「絶対に買う!」と決めていたアイテムがありました。それが…… 【写真】アーティゾン美術館「ブランクーシ 本質を象る」を市川紗椰がナビ!
ブランクーシの飼い犬の「ぬいぐるみ」
¥1650(税込) サイズ:約7cm×12.5cm×9.5cm 仕様:ボールチェーン ブランクーシの飼い犬の「ぬいぐるみ」です。展示内でブランクーシと愛犬が写ったポートレートがあるのですが、その愛犬がぬいぐるみとしてグッズになっているんです。ふわふわな質感に、何とも言えないふてくされているようにも見える表情がたまらない! ショップを見る前から購入することは決めていましたが、改めてショップに並べられていたのを見たときあまりの可愛さ・健気さに「すぐに連れて帰ってあげるからね」という気持ちになり、爆速でかごに入れました。
お会計の際、素敵なオーガンジーの巾着に入れていただきました。すこしシュールな見た目ですが、そんなところも愛らしいです。
毛足が長いので正面から見ると少し目が埋もれていますが、ほんのり釣り目がちな表情。
用途はさまざま! バッグに付けたり、デスクに飾ったり
バッグにつけて一緒にお出かけしたり、デスクに飾って仕事中に癒しをもらったりしています。大人になってぬいぐるみを愛でるのは少し恥ずかしい気持ちもありますが、「ブランクーシの飼い犬」と言えば知的な感じを醸せて許されそうなのも嬉しいポイント(個人的な見解です)。
ぬいぐるみのことをたくさん語ってしまいましたが展示ももちろん素晴らしく、特に《レダ》(1922-1925)という作品が印象に残っています。西洋美術において代表的なモチーフである『レダと白鳥』は、ギリシア神話の主神ゼウスが白鳥に変身し、スパルタ王テュンダレオースの妻であるレダを誘惑したというエピソード。ブランクーシの《レダ》は、女性であるはずのレダが、一見白鳥にも見える卵形のような円錐形で表現されており興味深かったです。 現在発売中のBAILA7月号内「週末アートのトビラ」でも本展を市川紗椰さんがナビゲーションしています。展示に足を運ばれる際はぜひチェックしてくださいね!
【BAILAエディター 編集ぶん】 本誌ではファッションを担当。ワイドパンツとごつめのスニーカーをよく履いています。週末はたっぷり寝てからおいしいものや美術館を巡るのが定番。カンジャンケジャンとプーパッポンカレーを毎日食べたい。