議員バッジを付け市議を名乗って格闘技のオーディション番組に出演 焼津市議会は市議会史上初の政治倫理審査会を開催 静岡・焼津市
人気格闘技イベントのオーディションに出場した焼津市議の行動をめぐり、市議会の政治倫理審査会が開かれました。問題視されている市議は 「若者に議員を身近に感じてもらいたかった」と釈明しました。 BreakingDownより 「市議会議員をやっている石原孝之です。ここに来た目的は、相当やんちゃしてまして」 番組に登場した石原孝之氏は現職の焼津市議です。 去年10月議員バッジをつけ、市議を名乗って格闘技イベントのオーディションに参加しました。 この行動が問題視され、20日午前市議会史上初となる政治倫理審査会が開かれました。 市議19人は石原市議が議員としての品位と名誉を害したとして、条例に基づいて審査を請求しました。 委員らによりますと、石原市議から他の議員や議会事務局に事前の相談はなかったといいます。
委員長
深田百合子委員長: 「格闘技とかいろんな趣味は個人の自由なのでそれにとやかく言うことはありません。バッジを付けてという議員としての品格というかそういう質が売名行為として捉えられて市民から苦情が出ている」
石原市議は静岡朝日テレビの取材に対し次のように話しました。 石原孝之市議: 「議員バッジは規約も特にはなく、どこの場所に付けて良い悪いというのがなく。特に問題はないという風に感じていたし、少しでも若者の投票率が上がったり、少しでも身近な議員を、立ち位置としてそういった存在を知ってもらえれば」 石原市議は「売名」という指摘に対し、活動を知ってもらうための「表現方法の一つ」だと説明。 「格闘技を通じて更生する」という番組の趣旨に賛同したからだと話します。 石原孝之市議: 「不良の道から議員になったという自分の経歴もあるので、少しでもそれがいろんな方に知ってもらえたり、諦めかけちゃって、人生を投げ出しているとかいろいろなことが世の中あるじゃないですか。希望を与えることができたらというところが自分の思いでもあり、出た背景」 審査会では次回以降、審査請求した市議や石原市議に説明を求め、処分を決める方針です。