【ホンダと日産統合協議】スズキ社長「日本産業界にプラス」認識示す 「3本の矢のように強く」
ホンダと日産自動車が経営統合に向けて本格的な協議に入ったことを受け、スズキの鈴木俊宏社長は出張先のインド・アーメダバード市内で現地時間の23日、取材に応じ「コメントする立場にはない」と前置きした上で「(日産と企業連合を組む)三菱(自動車)さんも入るということであれば、『3本の矢』のように強くなってもらいたい。それが日本産業界にとってプラスになる」との認識を示した。 鈴木社長は「他社の状況に関係なく、スズキはスズキとしてやるだけ。お客さまが求めているものを見ながら、強みを生かし、歩むべき道をしっかりとやっていく」と語った。 ホンダと日産は同日、経営統合の本格的協議に入ったと発表した。三菱は2025年1月末をめどに合流の可否を判断する方針で、3社連合が実現すれば販売台数は計800万台を超えて世界3位になる。
静岡新聞社