大阪府・松井知事が定例会見7月4日(全文1)一部損壊は無利子貸付で修理を
ブロック塀の安全対策について
次にブロック塀の安全対策です。今回の地震を受けて教育庁において府立学校の全てのブロック塀の緊急点検を実施し、ただちに倒壊をする恐れのあるブロック塀はないことを確認いたしました。また鉄筋の有無と詳細な調査を完了したところであり、今後、調査結果を踏まえ優先順位を定めて順次撤去に着手をしていきます。なお、高さか3メートル以上などの違法状態とみられるものについては現時点で50校を想定しており、7月下旬から早急に撤去に着手をしていきます。 府立学校以外の府有施設のブロック塀についても緊急点検を実施しました。府有施設でのブロック塀のある施設は324施設あり、ブロック塀の数では793カ所あります。このうち目視などで安全が確認できたものは465カ所、現行の基準法に適さないものや劣化などのあるものが328カ所です。なお、安全が確認できたもの以外でひび割れ等、著しい劣化が認められるものは応急の安全措置を講じております。点検の結果対応が必要なものについては優先順位の高いものから撤去などの対策を講じていきます。
義援金の配分状況について
最後に義援金の配分状況です。先週発表した緊急配分については今週から13市、町で受付を始め、今週中には振り込みをいたします。また第2次配分に向けた検討ですが、対象者に重傷者を加えられないか、全壊半壊の方への増額ができないか、義援金の状況を踏まえながら検討を進めています。7月中旬には委員会の議論を得て方針を決定したいと存じます。僕からは以上です。 司会:それではご質問をお受けいたしたいと思います。なお、無利子融資制度やみなし仮設住宅の専用ダイヤルでの受付時間でございますが、月曜から金曜の9時から17時30分で対応しております。よろしくお願い申し上げます。それでは幹事社の共同通信さん。
義援金の配分状況で現在受け付けている件数とその額について
共同通信:幹事社共同通信から2問よろしくお願いします。まず1問目は義援金の配分状況なんですけれども、現在受け付けている件数とその額をお教えください。で、今週中の振り込み開始ということなんですけれども、知事以前から一番困っている人に届けるということだったと思いますが、何件ほどそういった方々に届けられているのかという実績をお教えください。 松井:今避難所におられる世帯の中で、非課税世帯、それから障害者がいらっしゃる世帯、それから一人親家庭、一人親世帯、この数が四十何件? 男性:41【*********00:06:45】 松井:41人の方々から申請いただいていますんで、市町でそれを確認いただいて、もうほぼ確認できてますから今週中にその方々の口座にこちら側としては振り込む手続きをすると。あとは銀行によっては送金されるのに1日2日掛かるところがあるんで、こちら側としてはもう手続きはしますんで、早ければ土日コンビニ等でそういうATMから出金できる人であればもう手元に届くんじゃないかなと思います。 共同通信:第2次配分についてなんですけれども、ただいまの義援金の集まり具合と、今後全壊半壊の方への増額、どの程度の規模をお考えなのかお教えください。 松井:現在はもう大阪府に入金済みの現金については1億3000万程度。あ、1億7000万程度。で、これから、申し出が今いただいてますから、2億円は超えると思っております。 記者1:増額の幅はどれぐらいになりそうでしょうか。 松井:いや、だからそれが、幅というのはやっぱり現金がどれぐらい集まるかによりますけれども、今回のこの北部、大阪北部地震に対しては、やはり東北や熊本と比べるとわれわれは被害は少ないわけですから、そういう善意の第三者の人たちのお金の集まり具合もやはり東北や熊本に比べると、あまり、そんなに、小さい、比べるとやっぱり少ないと思ってますんで、できるだけ真に困られてる方から優先に配分をしていきたいと、こう思ってます。 ちょっと、みんな同じように、要は、皆同じように一部損壊じゃないかという意見あるかもしれないけど、そこはちょっとある一定の所得があり、自立、自主再建できる方々については、そんなに多くこの寄付金が集まるわけではないんで、その方々は一部損壊については、これは無利子融資で対応させていただくんで、一部損壊を早期に修繕いただいて、生活を取り戻してもらいたいと思ってます。 司会:次の質問をお願いいたします。よろしいですか。