写真：LIMO [リーモ]

ガーデニングシーズン到来。この春はどんなお花と生活をともにしようかな、と想いを巡らせている方も多いのではないでしょうか。 【ガーデニングアルバム】若葉にそっと抱かれるように咲く「ヒトリシズカ」の繊細な花姿など。 いわゆる「定番花」を愛でるのももちろん楽しいですが、この春はちょっと「凝った」セレクションで、お花を選んでみませんか？　 さらに、そのお花にまつわるエピソードなども誰かに披露できたらステキですよね。今回は、繊細な美しさと育てやすさを兼ね備え、さらに洗練された佇まいが魅力の多年草を、参考価格とともにご紹介します。 次ページでは、花の写真をアルバム形式で紹介していきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

【ガーデニングアルバム】繊細な美しさが魅力の多年草4選。洗練された野趣あふれるたたずまい

本文内でご紹介する多年草4種類を写真でいっきに鑑賞していきましょう。 外部配信先で写真を閲覧できない場合は、LIMOサイト内でご覧ください。 ●アッツザクラ　Rhodohypoxis baurii/キンバイザサ科 ●ヒトリシズカ　Chloranthus japonicus/センリョウ科 ●アルケミラ・モリス　Alchemilla mollis/バラ科 ●アキレア　Achillea/キク科 お庭に迎えてみたい、お気に入りの花は見つかりましたか？　次で解説付きで詳しく見ていきましょう！　

【多年草ガーデニング】シックでモダンな和テイスト「アッツザクラ&ヒトリシズカ」

●アッツザクラ 　・学名:Rhodohypoxis baurii 　・科名:キンバイザサ科 　・草丈・樹高:5～15cm程度 　・開花期:5月～6月ごろ 雌しべや雄しべの目立たない特徴的な花を咲かせるアッツザクラ。「サクラ」と名前についているものの、サクラやサクラソウは5弁、このアッツザクラは6弁です。 スッと伸びた切れ長の葉や佇まいから、どことなく和の佇まいがありますが、実は南アフリカ原産の半耐寒性球根植物です。 小さいけれど強健な性質を持ち、育てやすいお花です。 ※参考価格:300～500円前後（3号ポット苗） ●ヒトリシズカ 　・学名:Chloranthus japonicus 　・科名:センリョウ科 　・草丈・樹高:10～30cm程度 　・開花期:4～5月ごろ 山林に群生するヒトリシズカは日本特産の植物。ひっそりと咲き、人知れず散ってゆく風情からその名がつきました。源義経が愛した静御前の美しい舞姿になぞらえているのも有名ですね。 濃い緑の4枚の葉が、中心部の真っ白な花穂を包み込むような様子はしっとりと可憐で、なんともいえない日本的な情緒を感じさせます。 乾燥を嫌うので、春から秋の生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、真夏は水切れに注意しましょう。 ※参考価格:400～800円前後（3号ポット苗）