フェルスタッペン「チェコのせいだけじゃない」とペレスを擁護「最大の問題はマシン」
セルジオ・ペレスがレッドブル・レーシングを離脱することが発表されたが、発表前にマックス・フェルスタッペンは、2024年のレッドブルのマシンでペレスが苦戦したことについて、「彼のせいだけではなかった」という見解を示していた。 レッドブルはコンストラクターズ選手権で77ポイント差をつけられて優勝を逃したことで、来季のチームメイトを変更することを決定した。 フェルスタッペンは年末の『Viaplay』とのインタビューでこう語った。 「僕たちにとって完全な失敗だった。チェコにとっては難しい状況だったが、彼のせいだけではなかった。単純にマシンが非常に扱いづらい時期があったんだ」 レッドブル上層部がペレスの契約終了について、交渉が進行している中で、この問題に関して非常に率直に言及していた。 レッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコ博士は、『Speed Week』の新しいコラムで「来年のドライバーの組み合わせについては数日中に発表する」と明かしていた。さらに、「移籍金(解約金)についての憶測が飛び交っているが、それらは全くのナンセンスだ」と付け加えた。 フェルスタッペンはペレスについて、「彼を非難するつもりはない。彼は僕のチームメイトだし、とても良い関係を築いている。でも、どうしてうまくいかなかったのかについて、彼のせいだけではないと言えるよ」と語った。 「最大の問題は、マシンが時々機能しなかったことだ。チェコのドライビングスタイルを知っているけど、僕たちのマシンはとても運転が難しかった。僕にとってもそうだった。もちろん、それは助けにはならない」 「もっと早い段階でこの問題に取り組むべきだった。それが彼にも大きな助けになったはずだ」とフェルスタッペンは語った。 「シーズンの序盤では彼は2位や3位にいることが多かった。それは良かったんだ。でも、ある時点から非常に難しくなってしまった。自信を失うことがあるんだ。人によってはその影響を受けやすい場合もある」 「ただ、チームとしても常にうまく対応できていたわけではないと思う」と27歳で4冠に輝いたフェルスタッペンは締めくくった。 一方、角田裕毅はレッドブル・レーシング昇格の可能性について「50:50」と述べていたが、海外ではリアム・ローソンの昇格がほぼ決定との報道が目立つ。