爆笑問題、浅草キッド、ナイナイ…客前に立つベテランコンビの“相方”の意義 取材で語られた言葉を紡ぐ
■テンパる岡村に矢部がツッコミ anoが感じたナイナイのすごさ
26日には、ナインティナインが横浜アリーナいっぱいに詰めかけた1万2000人の前で、豪華アーティストとともに『ニッポン放送開局70周年記念 ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭』を行った。オープニングでは、岡村が道順を間違えてしまうハプニングもあったが、その後のトークで、岡村が「いきなり道間違えました(笑)。誰もおれへんなと思って。ほぼ、直線なんですけどね。リハーサルがうまくいきすぎたのでね。こういうことなんですよ、僕って」と反省していると、矢部が「オープニングから暗い(笑)!」と一喝。矢部が「裏でスタッフが『岡村さんやばいです。テンパリすぎて』と言ってました」と明かすなど、コンビネーションの妙を感じさせた。 奇しくも、『歌謡祭』が行われる2週間前にあたる10日深夜の『ナインティナインのオールナイトニッポン』では、岡村の口から「最初にちょっと言わせてもらいますけど、めちゃイケなのかな。そのような。めちゃイケっていう番組自体は知っていると思うんですけど、そのようなものが今、始まってます」と明かされた。『めちゃイケ』では、持ち前の身体能力と努力で、数々の“奇跡”を起こしてきた岡村だが、この日の『歌謡祭』ソロパートでは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」を完コピし「半年以上練習したぜ!どうだった?きのうカラオケで20回歌ったよ」と胸を張った。 ラジオも今年で30年を迎えるが、2人そろって年に一度の『歌謡祭』を盛り上げる姿は、やはり圧巻。ゲストのanoはMCパートで、ナイナイ、そしてラジオへの思いを熱弁していった。「はじめまして、anoです。歌謡祭呼んでくれて、ありがとうございます!すごいですね。人もすごいし、ナイナイさん、まだやるかっていうか(笑)、本当にすごいなと思って。いろんなことがありながらも、こんな長く続けていること、ラジオとかも、僕自身もパーソナリティーやらせていただいていますけど、どんなクソな1日でも、1日の最後に好きなラジオがあるっていう、ラジオの存在だったり、ナイナイさんも存在し続けてくれている絶対的なところがかっこいいなと思って、僕もそうなりたいなと思いながら生きています。きょうは、ここにいてくれてありがとうございます!」。 爆笑問題、浅草キッド、ナインティナイン。それぞれ違う形ではあるが、相方への思いが感じられる取材となった。