琉球のユース選手2名がトップチームの練習に参加…桶谷HC「世界を相手に戦える選手になってもらいたい」
B1リーグ西地区の琉球ゴールデンキングスは8月17日、ユースチームに所属する宮里俊佑と佐取龍之介がトップチームの練習に参加していることを発表した。 現在中学3年生の宮里は、今年3月31日に行われた「B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2024」に出場すると、得点源としてチームを準優勝に導き、個人としても大会ベスト5に選出された経歴を持つ。 U18の副キャプテンを務める佐取は、8月4日から12日にかけて中国で行われた「2024 Shanghai Future Star Basketball Championship」にBリーグ選抜として出場し、1試合平均8.5得点5リバウンド2スティールを記録した。 両選手はトップチームで活躍する選手たちとの対人練習も実施。攻守両面での技術のみならず、トップチームが実際に使用している器具でのウエイトトレーニングなど、体作りにも励んでいるという。 今回の練習参加について宮里と佐取、桶谷大ヘッドコーチは以下のようにコメントをしている。 ▼ 宮里俊佑 「練習に参加してみて、トップチームの選手は細かいプレーの精度が高く、パス一つにしてみても速く正確に出していたり、ドライブの練習のときのキレだったりが試合をイメージしているように感じました。また、少しきついディフェンスのメニューがあっても、みんなで声を出して盛り上げていて、僕も楽しかったですし、気持ち的にも盛り上がって練習に取り組むことができました。僕は岸本選手からトランジションの2対1やアドバンテージがある時のドリブルの位置について詳しく教えてもらい、自分のレベルアップのためになることを教えてもらいました。今回学んだパスの精度やドライブのキレなどを自分たちの練習で実践することはもちろん、周りにも影響を与えられるようにしたいです。また、きつい練習があっても、自分から盛り上げ、みんなを鼓舞できるようにしていきたいです」 ▼ 佐取龍之介 「何度か参加させてもらっていますが、対人練習は初めてだったのでフィジカルやり技術面を体感することができてとても有意義な時間になり、貴重な経験になりました。練習では、オフェンスの部分は、自分の足りないフィジカルの面を補うための体の当て方などの技術を学ぶことができました。ディフェンスの部分で相手に抜かれてしまったときに諦めてしまう癖があったのですが、佐々アソシエイトヘッドコーチに『抜かれたから悪いディフェンスでは無い、自分が抜かれてもその後のローテーションが上手くいけばそれは、良いディフェンスだから』というアドバイスをもらい、考え方についても学ぶことができました。今回の練習参加で学んだ、技術面やメンタルの部分を、キングスU18に戻って、自分だけでなくチームの成長のために伝えていきたいと思います」 ▼ 桶谷大ヘッドコーチ 「最初は2人とも緊張している様子でしたが、徐々にトップチームの選手たちとも会話が増え、たくさん交流していました。練習では岸本選手や伊藤選手とマッチアップもしていたので、良い経験になったのではないかと思います。佐取選手は素直で吸収力があり、バスケットボールに対してしっかりと取り組んでいました。シュートの成功率がとても高い点が魅力ですが、長いウイングスパンを活かしてさらなる武器を身につけることができれば、より良い選手になると思います。宮里選手は、ハンドリングやプレーにおいての緩急の使い分けがとてもうまく、リズムを変えてプレーができるので、相手選手からすると、とても守りづらい選手だと思います。自分でも点を取り、さらに周りの選手を活かすこともできる、将来とても楽しみなポイントガードの選手です。まだ中学3年生とは思えないくらい長所が多い選手なので、よりフィジカルを強化して、世界を相手に戦える選手になってもらいたいです」
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