アメコミ風イラスト、議員写真をカードデザイン ビジュアル意識の青森県議会広報誌に反響
■批判も「ポジティブに捉える」
議会の広報誌といえば情報発信のツールの一つだが、堅苦しくて、なじみが薄いという印象が強い。こうした中、北海道鷹栖(たかす)町議会が議会チラシを映画のポスターや雑誌広告のようなデザインにしたことで町民の関心を呼び、話題となった。
青森県の県議会だよりもこれまでの縦書きで文字数が多く、硬いイメージから大きく様変わりしたが、県議会事務局によると、高齢者からは「マンガっぽくてふざけている印象」という批判の声が寄せられた一方で、ネットでは若年層を中心に「初めて見た」「見やすくなった」「親しみやすい」など好評だという。
伊藤課長は「賛否両論あると思うが、批判をいただくことが関心を持っている証拠なのでポジィティブに捉えている」とした上で、「選挙での投票率低下が叫ばれる中、こうした取り組みが若い人に県政、県議会に関心を持ってもらえるきっかけづくりになればと思う」と話している。(福田徳行)