パリ五輪アーティスティックスイミング 高校3年の島田綾乃 五輪メダル5つ持つレジェンドの教えを胸に大舞台へ
■武田コーチから島田選手へオリンピック攻略のための“金言”
三重県から、この競技でオリンピックに出場するのは島田選手が初めてです。島田選手と武田コーチは6年間二人三脚で歩み、パリへの切符を掴みましたが、最終ゴールは日本がまだ成し遂げていない、金メダル獲得です。
3大会連続でメダル獲得を成し遂げた「先輩」だからこそ伝えられる、貴重なアドバイスがあります。 武田コーチ: 「オリンピックの時には、“ここに勝たなきゃ”とか他者に目を向ける必要がなくて、自分がこういう演技をしたいんだっていうところに集中してくれると、全然怖い舞台ではないのでっていうのが3大会目にやっとわかりました」 「相手を意識せず、自分を信じて演技に集中すること」。20年前に気付いた、メダル獲得への近道です。
■島田選手「自分達がしてきたことを表現できれば」
7月19日、島田選手が通う鈴鹿高校で壮行会が開かれました。
島田選手: 「日本代表としての自覚と誇りを持ち、パリの地に国歌を流せるように頑張ります」 在校生は「校歌」の合唱で島田選手を送り出しました。 その後の記者会見で島田選手は、「もちろん金メダルがほしいですが、他の国のことは考えず自分達がしてきたことを自分達なりに表現できればいい」と恩師の思いもしっかりと受け止めていました。
アーティスティックスイミングは、8月6日未明に初戦を迎えます。 2024年7月23日放送