センバツ21世紀枠 県推薦校表彰 久慈高主将「文武両道に力」 /岩手
日本高校野球連盟と毎日新聞社は29日、来春の第97回選抜高校野球大会の21世紀枠県推薦校に選ばれた県立久慈高校(藤田知彦校長)を表彰した。宇部智也主将は「文武両道が評価されたと思うので、この冬は体作りとともに勉強も力を入れたい」と話した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 久慈高は、1943年、県立久慈高等女学校として開校した伝統校。毎年、卒業生の約半数が国公立大に合格している進学校でもある。また、野球部は近年、県大会では上位に進出しており、今秋の県大会では3位となって東北大会に出場し、1勝をあげた。 表彰式で、県高野連の瀬戸和彦会長は地域への貢献など選考理由を説明した後、「小中学生に憧れられるような活動を続け、さらなる飛躍を」と述べた。また、藤田校長は「学校全体の表彰であり、感謝したい。地域に愛される野球部であってほしい」とした。 21世紀枠は、東北6県の推薦校の中から12月13日に東北地区の候補校を1校に絞る。そして、来年1月24日開催の選考委員会で全国9地区の候補校から2校が選ばれる。【佐藤岳幸】