広海(佐野勇斗)「好きだったものを失うって、つらいよ」と意味深な発言(ネタバレあり):ドラマ「マイダイアリー」
佐野勇斗が出演するABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ「マイダイアリー」の第3回が11月10日に放送された。第3回は、まひる(吉川愛)の過去を中心とした物語が展開された。(ネタバレあり) 【写真】佐野勇斗が出演するドラマ「マイダイアリー」第3回場面カット 本作は、物足りなかった人生を変えた“かけがえのない居場所”と何気ない幸せな日々を描いた、日曜の夜に心をそっと軽くするヒーリングドラマ。完全オリジナルの本作は、社会人1年目となった主人公が各話、些細なきっかけで過去の大切な思い出を振り返る構成で、大学時代を共に過ごした仲間との何気ない日常とその繋がりをノスタルジックに紡いでいくヒューマンドラマ。 描かれるのは、自分と他人との間に見えない距離を感じ、言語化できない悩みを抱える若者たちの等身大の姿。育った環境や性格もバラバラな彼らが偶然出会い、次第に互いを受け入れ合うことで、やがて〈心の居場所〉となっていく様子を情感豊かに写し出す。そんな〈青春時代を経験したすべての人〉へ贈る、心温まる物語。 佐野勇斗が演じる徳永広海は、理学部数学科の3年生。アメリカの大学に進学するも挫折し、3年生の春から優希が通う大学に編入。幼少期から知識欲旺盛で、数学が得意だった広海は、小学生の頃ギフテッドと判定される。クラスで孤立したことをきっかけにホームスクーリングを選択した過去がある。以来、いつもどこか寂しさを感じていたが、優希たちと出会い…。 11月10日に放送の第3回は、まひる(吉川愛)の過去を中心とした物語が展開された。テスト勉強をするために集まった広海たちは、まひるが推しているアイドル・RIM様が卒業してしまうことを知る。それを聞いた広海は「好きだったものを失うって、つらいよ」と意味深な発言で深い共感を示す。虎之介(望月歩)から「広海ってさ、好きだったもの、失ったことあるの?」ときかれるも、広海は「僕の場合は、失ったっていうよりも逃げたっていう方が近いかもしれないけど…」と曖昧な返事を残して去ってしまう。 広海の過去についてはまだはっきりと語られていないが、アメリカでの大学の教授から日本で開催するセミナーに来ないかというメールが届き、広海は付き合いの長い担当教授・喜田(勝村政信)へ相談をする。前回の放送では喜田の温かい言葉が話題となったが、今回も信頼関係について名言を残しており、広海の良き理解者であることが伺える。 その後、まひるが4人を集めて過去の出来事を打ち明ける。過去を乗り越えられず「私は弱いから」と苦しむまひるの姿を見た広海は、乗り越えるべきかどうかなんて誰にも決める権利はないと話し、「人生の道の途中に乗り越えられないくらいのものを置いたのはだれ」「勝手に置かれたものに、なんで立ち向かわなきゃいけないのかな」「白石さんは弱くなんかない」と温かい眼差しで励ます。その後、広海たちはRIM様の卒業とテストの終了を記念して優希の家に集まる。 5人は各々の夏休みの予定を話しながら盛り上がり、広海と優希(清原果耶)以外の3人はいつの間にか寝てしまう。孤独を抱えながら自分の過去に思い悩む広海を見て、優希は「いつかどうしても乗り越えなきゃなってなったときは肩車くらいならしてあげるよ」と声をかけ、広海の肩に体を預けて眠りに落ちる。 毎話少しずつ縮まっていく二人の距離だが、第1話の冒頭に別れてしまう様子を見ているだけに、今後の展開への注目が高まる。