ドーハの悲劇の映像「一生見ることはない」、サッカー日本代表・森保一監督が語る唯一の「後悔」
「見てないですね。おそらく一生見ることはないですね。試合全体は1回も見たことないです。(後半ロスタイムに失点する)そのシーンはメディアで見るって感じ。試合を振り返って見ようっていう気には全然ならないですし、おじいちゃんになって、この仕事を引退したら分かんないですけど、多分見ることはないだろうなと思います」
後悔だろうか、こう振り返る。「完全に守りしか考えてなくて。ゴール前を固める守りしか考えてなかったからっていう試合の流れはありますね。最後、ボールを奪いに行く守りができていれば、結果は変わっていたんだろうな」
夢が手のひらからこぼれ落ちたつらさ、夢をかけて戦う厳しさだけが心に刻まれているという。
プロフィル
森保一(もりやす・はじめ)
サッカー男子日本代表監督。長崎日大高卒業後、サンフレッチェ広島の前身・マツダサッカークラブ入団。Jリーグ開幕後はサンフレッチェ広島の中心選手として活躍。日本代表「ドーハの悲劇」メンバー。指導者としては2012年~2017年にサンフレッチェ広島監督。2018年からは男子A代表(SAMURAI BLUE)監督。2021年の東京五輪男子代表監督も兼任した。1968年生まれ。長崎市出身。