FA待たずメジャー志願も…ポスティング失敗の歴代選手(5)MLB行けずまさかの“戦力外”
近年のプロ野球界では、傑出の数字を残した選手がポスティングシステムを行使し、MLB入りする例も多い。一方で、同システムでのメジャー挑戦を希望するも、叶わなかった選手が存在する。そこで今回は、ポスティング申請での移籍が出来なかった一流選手を紹介する。
西川遥輝
投打:右投左打 身長/体重:181cm/79kg 生年月日:1992年4月16日 経歴:智弁和歌山高 ドラフト:2010年ドラフト2位 2024年から東京ヤクルトスワローズでプレーしている西川遥輝も、過去にポスティングシステムでのメジャー移籍を試みた選手だ。 智弁和歌山高校で1年夏からベンチ入りを果たし、夏の甲子園には3年連続出場。故障もありながら活躍を続け、ドラフト2位で北海道日本ハムファイターズに入団した。 高卒2年目から頭角を現し始めると、2014年に43盗塁をマークして盗塁王を獲得。その後は打撃面でも実力を見せつけ、リードオフマンとして活躍した。 2020年には打率.306、42盗塁の成績を残し、同年オフにポスティングシステムによるメジャー挑戦を表明。しかし、コロナ禍の影響を受けたこともあり、移籍を断念した。 すると、翌2021年は不振に陥ってノンテンダーFAとなり、東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍。しかし、楽天でも輝きを取り戻すことはできなかった。 2023年オフには戦力外通告を受け、今季からヤクルトの一員に。低迷するチームではあるが、すでに欠かせない存在となっている。
ベースボールチャンネル編集部