春のセンバツ 21世紀枠 推薦校に壱岐を選出 県高野連 離島ながら勝ち進む姿評価 /長崎
県高野連は5日、来春の第97回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の「21世紀枠」の県代表校に、第155回九州地区高校野球大会で8強入りした壱岐を選んだと発表した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 春夏通じ甲子園の出場経験はなく、野球部員の21人全員が島内出身。秋の県大会は決勝で海星に敗れたものの、初出場した九州大会では1回戦で専大熊本に勝ち、8強入りした。 県高野連の藤本利治理事長は「離島というハンディキャップがありながら強豪校を破ったことはとても価値がある。大会を通じて勇気と感動を与えてくれた」と評価。壱岐の坂本徹監督は「推薦校に選ばれたことはとてもありがたい。九州大会では課題も見つかったため、今後レベルアップしていきたい」と話した。 今後、九州・沖縄各県の推薦校から九州地区の候補校1校に絞られ、2025年1月の選考委員会で全国9地区から2校が選ばれる。【川島一起】 〔長崎版〕