〔東京外為〕ドル、151円台半ば=日経平均の下げ幅拡大で下落(11日正午)
11日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日経平均株価の下げ幅拡大を受け、1ドル=151円台半ばに下落した。正午現在は、151円44~45銭と前日(午後5時、151円57~58銭)比13銭のドル安・円高。 前日の海外市場では、欧州時間は米長期金利の上昇を眺め、151円80銭前後に水準を切り上げた。米国時間の序盤は、米長期金利の一段の上昇で買いが先行し、中盤には一時152円10銭台まで上値を伸ばした。終盤は、米主要株価指数の軟化や、長期金利上昇の一服を受け、151円80銭台まで下落した。 東京早朝は、151円80~90銭台で小動き。その後は、日経平均株価の下落を受け、151円40銭台に水準を切り下げた。 午後は、今夜に米CPIの発表を控える上、手掛かり材料も不足しているため、「動意を欠く」(国内証券)とみられる。市場関係者は「151円台後半を中心にもみ合うだろう」(国内銀行)との見方を示した。 ユーロは朝方に比べ、対円で下落、対ドルで小動き。正午現在、1ユーロ=159円57~58銭(前日午後5時、159円86~89銭)、対ドルでは1.0536~0536ドル(同1.0549~0549ドル)。