箕面温泉50周年で藤崎マーケットらが「ラララライ」
箕面温泉50周年で藤崎マーケットらが「ラララライ」 THEPAGE大阪
大阪の箕面市にある大江戸温泉物語グループ「箕面温泉スパーガーデン」が開業から50年を迎えたのを記念し「箕面温泉50周年」の記念イベントをこのほど開催した。お笑いコンビの「藤崎マーケット」と「バンビーノ」がゲストとして登場し、箕面観光ホテルの最上階の露天風呂で同ホテルの従業員が務める箕面温泉PR大使とともにリズムネタを披露してイベントに花を添えた。
「藤崎マーケット」と「バンビーノ」が登場
「箕面温泉50周年」記念イベントは、標高180メートルの最上階にある天空湯屋(天空の露天風呂)で行われた。よしもとの新旧リズムネタ芸人「藤崎マーケット」と「バンビーノ」が応援にかけつけ、温泉PR大使とともに、スペシャルコラボを演舞した。 ホテル自慢の屋上露天風呂は大阪市内を見渡せる絶景となっており、温泉に飛び込むなどの一幕もあって盛り上がりを見せた。もっとも、両コンビは今月11日の「キングオブコント2015」で最終決戦の5組に残りながら、コロコロチキチキペッパーズに優勝をさらわれた。その話題に及ぶと、コンビ結成4年目という史上最速のスピードで王者に輝いた後輩に、毒舌が炸裂した。 藤崎マーケットのトキ(30)は、「あんな変なヤツに負けました。まだ傷が癒えていない」と言い、さらに「リズムネタは麻薬ですね、中毒やなと思いました。ボロボロになりましたよ、ええ。給料も(月収)320万円から6万円になった!」とボヤキが止まらなかった。 バンビーノの石山大輔(30)も、「正直…言っちゃうと、勝ってた! 僕たちが勝ってました」と悔しがり、2組とも嘆き節で会場を笑わせた。
再生ノウハウに定評 箕面温泉スパーガーデン
ところで、大江戸温泉物語グループ「箕面温泉スパーガーデン」は、もともと1965年(昭和40年)に開湯したもの。当時は「大阪観光」が運営しており、温泉レジャー施設「箕面スパーガーデン」に続いて3年後には隣接する「箕面観光ホテル」をオープンした。 紅葉シーズンの眺望などが親しまれ、最盛期には年間100万人の利用があったと言われる。だが、競合施設の進出やレジャーの多様化などにより利用客が激減。3期連続赤字に陥るなど苦戦し、大阪観光は2012年10月、経営に行き詰まり民事再生法の適用を申請した。 支援企業として名乗りをあげたのが、全国でスーパー銭湯「大江戸温泉物語」やホテルを運営する「大江戸温泉グループ」(東京都港区)だった。 大江戸温泉は経営不振の温泉施設や旅館をリニューアルして再生するノウハウに定評があり、近年は事業規模を拡大している。こうして「大江戸温泉物語 箕面観光ホテル・スパーガーデン」として2013年10月26日にグランドオープンした。両施設はリニューアル後は随分と賑わっており、見事に“再生”したとも言える。 (文責/フリーライター・北代靖典)