京阪百貨店30周年で岩合光昭の「ねこ」展大盛況
京阪百貨店30周年で岩合光昭の「ねこ」展大盛況 THEPAGE大阪
京阪百貨店開業30周年記念特別企画、岩合光昭写真展「ねこ」が始まった。猫好きにはうれしいイベントで、「京阪百貨店守口店」(大阪府守口市)の8階大催事場で開催中だ。40年以上も撮り続けている猫たちを一堂に集めた写真展だけに、随分と賑わいを見せ、ギャラリートークショー&サイン会も行われた。駆けつけたファンの主婦(40代)は、「前から好きなんですよ。うちも猫を飼ってますけど、猫たちの写真はほんとに癒されますね」と、うれしそうだった。
2012年から「岩合光昭の世界ネコ歩き」放送
同百貨店では、猫の写真展は初めてで「30周年記念ということで、開催することになりました。初日から大盛況です。猫派犬派で言うと、猫派の方が気持ちがアツいように思います」(同百貨店・担当者)という。 岩合さんは、地球上のあらゆる地域をフィールドに活躍する動物写真家だ。1979年、第5回木村伊兵衛写真賞を受賞。ねこの撮影は40年以上に及び、ライフワークとして続けている。2012年からNHKプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」の番組撮影を開始。猫の目線で世界の街角の猫を撮っている。 今回の写真展は、猫たちのベストショット約240点で構成されており、愛くるしくもたくましい猫たちの姿は魅力に溢れている。若き日の岩合さんと暮らした猫の「海ちゃん」や、猫島として知られる田代島を撮影した「ハートのしっぽ」各シリーズから精選した写真作品がずらりと並ぶ。
47都道府県を13年かかって一巡
岩合さんによれば、世界各国をはじめ、日本は47都道府県を13年かかって一巡したという。約30分のトークショーでは猫について様々なエピソードを語り、「そのうちまた、大阪にお邪魔したいと思います。そのへんで、はいつくばっていたら、(見かけても)声をかけないで下さい」などと笑って話した。 NHKの番組は「みなさんのおかげで、続けさせて頂いてます。来年も続けることになってます。番組を始めたきっかけは、この『ねこ展』なんですよ」とも。 それにしても、愛らしい猫たちが見事に活写され、「猫は不機嫌な顔も絵になる」と言い、見る者を温かい気持ちにさせてくれる。