堂々行進 防災力向上誓う 長野県松本市 消防出初式に600人
新春恒例の長野県松本市消防出初式が5日、中心市街地で開かれた。市消防団全39個分団の約600人が勇壮な行進を披露して、防災力向上を誓い、災害のない一年となるよう願った。 松本城から大名町、本町を通過し、飯田町交差点まで行進した。快晴の下、各分団長が導き、堂々と歩みを進めた。千歳橋では臥雲義尚市長、宮坂明直消防団長、降幡明生松本消防局長が観閲した。消防団のポンプ車19台と松本広域消防局の特殊車両7台も続き、親子連れなどの市民が笑顔を見せていた。 まつもと市民芸術館(深志3)で開かれた式典では、積極的に活動に取り組んだ団員や分団、団体などを表彰した。臥雲市長はあいさつで「合理的でバランスが取れた組織への進化を期待し、誇りややりがいを感じられる消防団になるようサポートする」と述べた。宮坂団長は「市民に愛される消防団を目指し、安全な暮らしを守っていこう」と団員に呼び掛けた。 今年は分団の負担軽減のため、行進時の服装を法被から活動服に変更した。福利厚生委員会による団員向けのお楽しみ抽選会もあり、地元商店などが提供した景品が当選者に贈られた。
市民タイムス