DeNAじゃなければ…?他球団なら主力クラスの選手(5)“未完の大器”が崖っぷちに
三浦大輔監督のもと、1998年以来のリーグ優勝を目指す横浜DeNAベイスターズ。今季は、開幕からルーキーを筆頭に若手の奮闘が目立つ。その一方で出場機会に恵まれない選手や、本来のポジションで起用されない選手も少なくない。ここでは、他球団であれば主力となり得る選手を紹介したい。
中川虎大
・投打:右投右打 ・身長/体重:178cm/85kg ・生年月日:1999年10月2日 ・経歴:箕島高 ・ドラフト:2017年育成選手ドラフト1位 ファームで個人タイトルを獲得した経験がある中川虎大。力強いストレートを持ち、他球団ではより多くの登板を見込めた可能性がある。 中川は古豪・箕島高で背番号「1」を背負い、右の本格派投手として活躍。3年夏は制球面の不安が露呈してエースナンバーを譲ったが、育成選手ドラフト1位で横浜DeNAベイスターズから指名を受けた。 高卒2年目の7月に支配下契約を勝ち取ると、同年はファームで20試合登板し、11勝3敗、防御率2.25をマーク。イースタン・リーグの最多勝と最優秀防御率を獲得した。さらに一軍デビューも果たすなど、飛躍の足掛かりを掴んだ。 しかし、その後は毎年一軍で姿を見せているものの、与四球が多く、制球面での課題が解決されていない。一軍での登板数も、5年間で30試合にとどまっている。 今季でプロ7年目を迎える中川。同学年の徳山壮磨が一軍で奮闘しているだけに、なんとか食らいついていきたい。
ベースボールチャンネル編集部