健康効果が期待されるダークチョコレート、1日あたりの許容摂取量って?
※この記事は、madameFIGARO.frで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 --------------------------------------------- いくら健康にいいとされているものでも、食べ過ぎは逆に健康を害する原因になり得る。では、話題のダークチョコレートの場合、1日にどれくらいの量を食べるのが適切だろうか? 栄養学を専門とする医師が、疑問に答えてくれた。 ダークチョコレートは、ミルクチョコレートよりも糖分が少なく、食後のコーヒーと絶妙にマッチするので、かけがえのない小さな楽しみとして多くの人から愛されている存在だ。また、ポリフェノールやフラボノイドなど抗酸化成分を豊富に含むダークチョコレートは、生活習慣病の予防ともなり、健康にも良いとされているので、罪悪感なく楽しむことができるのも人気の秘訣だ。しかし、少なくとも18%のカカオバターで構成されているため、糖分と飽和脂肪酸が豊富に含まれていることは疑いようのない事実である。では、1日に食べてもいいとされる正確な量はどのくらいだろうか?
適切な摂取量は、タブレット3枚程度
1日の推奨摂取量について、「チョコレートのタブレットを1枚だけ食べるのはイライラしてしまいますが、自分へのご褒美として3枚程度なら妥当な量だと思います」と、栄養士の医師であるアレクサンドラ・ダル氏は見解を述べている。 そして最も重要なのは、バランスのとれた健康的な食事を摂ったうえで、チョコレートを取り入れることだと医師は強調する。また彼女は、食事中にチョコレートを食べることも推奨している。そうすることで、チョコレートに含まれる糖分が、他の食物と混じり合う状態となる。「食事に含まれるすべての主要栄養素が、糖分を包むことになる」と医師は説明するが、これによって、食欲が抑えられるうえに、糖分の吸収、蓄積、脂肪への変換が制限されるという。または、間食として、もしくは食欲を抑えたい時にも、フルーツ、ゴマや落花生など少量の油糧種子、ギリシャヨーグルトと一緒にチョコレートを食べることを医師は推奨している。 一方で、甘さを抑えた代替品があることも知っておくといいだろう。それらを選ぶと、より健康的にチョコレートと付き合うことができるかもしれない。「ミルクチョコレートのように非常にクリーミーな味わいのダークチョコレートは、少ない量でも満足できるでしょう。さらにデーツから作られたショ糖の含有量が少ないチョコレートもあります」と博士は付け加えている。 From madameFIGARO.fr text: Barbara Danel (madame.lefigaro.fr) translation: Eri Arimoto