小学生の2学期は勉強につまずきやすい!? 「算数が苦手な子」にならないために親ができること
理解を促すための具体的ポイントとは?
文章問題の読解には、「その問題で何が聴かれているか」を理解することが必要になります。 そのためには、次のような工夫があります。 ・文章を読み上げることが苦手な場合 →大人が代わりに音読する(聞くと理解できる子もいます) ・黙読では理解できなくて、声に出して読むと意味がわかる場合 →問題文を読み上げても問題のない環境を整える ・どこを見れば良いか迷ってしまう場合 →注目してほしい部分にマーカー等で線を引き、注意してみるべき場所を示す ・数値を頭の中だけで想像できない場合 →マグネットやおはじきなどの具体物を使って、手で操作できるようにサポートする 特に小学校低学年~中学年あたりまでは、抽象的な物事の考え方が難しい子も多いです。つまずきがあるようなら、なるべく具体的に示してあげて「触って、動かしながら学んでいく」やり方をするのが理解を促す手助けになります。
【Profile】りっきー(@ouchi_monte_ryoiku)
11歳と8歳の男の子、2児の母。日本モンテッソーリ教育綜合研究所2歳半-6歳コース教師、保育士、プラスモンテ 主宰。 会社員を12年経験後、自身の子育てで長男の発達について悩んだ経験から、発達のことで悩む保護者と子ども、支援者の3者をつなぐ役割をしたいと考え、教育業界へ転職。その後独立。モンテッソーリ教室での講師業の傍ら、保育園・療育施設などで出張研修・オンライン研修をおこなう。 全国の専門職・保護者が集まる発達障害臨床研究会(宇佐川研)オンラインサロン講師 Instagram(@ouchi_monte_ryoiku)ではモンテッソーリ×感覚統合の視点でおうちでできる取り組みを発信している。 著書に『感覚統合の視点で「できた!」が増える!発達が気になる子のためのおうちモンテッソーリ』/日本能率協会マネジメントセンター
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