大韓サッカー協会次期会長選、許丁茂候補が不公正・不透明な選挙管理に反発して延期に
大韓サッカー協会の会長選挙が予定日の前日に延期されることになった。同選挙に立候補していた韓国プロサッカークラブ「大田ハナシチズン」元理事長の許丁茂(ホ・ジョンム)氏が不公正・不透明な選挙管理に反発して申し立てた選挙差し止め仮処分申請を裁判所が認めたためだ。ソウル中央地裁民事合意第50部(林海志〈イム・ヘジ〉裁判長)は7日、許丁茂氏が同協会を相手取って申し立てた会長選挙禁止仮処分を認める判断を下した。このため、翌8日に行われる予定だった会長選挙に待ったがかかった。同協会は「選挙日を暫定的に延期する。今後の日程が出次第、告知する」と明らかにした。 【写真】協会を批判した朴柱昊に握手を求められた洪明甫の反応が話題に
今回の会長選挙には鄭夢奎(チョン・モンギュ)現会長、許丁茂氏、シン・ムンソン明知大学記録情報科学専門大学院教授が出馬していた。許丁茂氏は先月30日、選挙管理・運営委員会の委員名簿が公表されていないこと、選手と監督21人が選挙人団名簿から外れていること、キャンプ期間中の選挙人団のためのオンライン投票や事前投票の導入が拒否されたことなどを挙げ、裁判所に選挙の差し止めを求める仮処分を申し立てていた。 ソウル中央地裁は7日、判断理由について「選挙人団の大多数が透明性や公正性が確認できていない抽選手続きを経て構成された」「選挙管理・運営委員に任命された人物が誰なのか公表せず、委員会が定款と選挙管理規定に従って構成されているのか確認できていない」と説明した。また、同地裁は「立候補者3人が出馬している状況で、選挙人団から排除された21人の投票は、少なくとも第1回投票で過半数の得票者がいなかった場合、決選投票に進む立候補者を決めるのに影響を及ぼす可能性が高い」と判断した。このため、「選挙が予定通り行われれば、その効力をめぐって今後、紛争が触発される可能性も高い」と判断した。 張珉錫(チャン・ミンソク)記者、パク・カンヒョン記者