“令和のコメ騒動” 待望の「新米」が店頭に 去年に比べ1キロ当たり80円前後高く…それでも次から次に売れ 客「ほっとした」
「コメ不足」です。長野県内の直売所などにも待望の「新米」が並び始め早速多くの客が買い求めています。今後、徐々に解消される見通しですが、需要の高まりなどで値段は去年に比べやや上がりそうです。
■待望の「新米」が入荷
コメが次々と荷下ろしされ店頭へ。待望の「新米」です。こちらの地元産コシヒカリは5キロ2500円です。松本市の農産物直売所「清流の里」では9月始めから入荷が始まり徐々に増えてきています。休日だった9月8日は多くの客がー。 客: 「助かっています。どこの店舗に行ってもないので、棚には。きょうは安心しました」 清流の里 梓川・上嶋金司社長: 「とにかくお米がないない、ってことで、毎日たくさん入れていただいているんですけど、その日のうちになくなるような状態」
■値段はやや上がりそう…
政府は「新米の入荷で解消される」との見通しを示していますが、需要の高まり、そして生産コストの上昇で値段はやや上がりそうです。 こちらの直売所では9日時点で3軒の農家から入荷し、1キロ480円から500円で販売。去年に比べ1キロ当たり80円前後上がっているということです。自社でもコメを育てている直売所はー。 清流の里 梓川・上嶋金司社長: 「ないないっていうことから、今年は生産者にとってはありがたい話で、値上がりです。量が出てくると価格も落ち着いてくると思う」
■入荷した50袋が完売
客: 「お値段も上がっているので、ちょっとずつでも手に入るところがあれば、終わった時にまた買えるかな」 値段は上がっているものの休日の8日は入荷した50袋が完売。 9日も追加したコメが次々と売れていきました。まずはコメを確保したいという思いが強いようです。 客: 「どこのお米でも買えれば、食べられれば、お米が主体なので。買わなくてもこうやってあるだけでホッとする」 「今、スーパーにないから。見つけたら買ってきてねと言われていたので」
9月中旬ごろには出荷する農家が更に増える見通しです。 また各地のスーパーなどでも9月中には店頭に新米が並ぶ見込みです。
長野放送