【”静岡県勢決戦”勝利でJ2首位ターン。北川航也の一撃に象徴された清水の強み(2)】「追われているところで勝っていけば」北川航也が語る手応え……ベテランの姿がもたらすものも語る
ここまで連敗のない清水だが、前節は上位躍進中のレノファ山口にアウェーで2-0と完敗していた。重苦しい空気になりやすい中で、北川航也は「特にキャプテンだからどうこうというのは全く考えてなくて。自分は得点取ろうが、取れなかろうが、試合に勝とうが負けようが、次の試合に向けては必ず同じモチベーションで、良い顔をしてクラブハウスに来るというのを心がけている」と主張する。 ■【動画】「超綺麗」「これは鳥肌もの」と話題の、J2清水の勝利後にスタジアムが暗転して現れた光景■ 「そこは何か感じ取ってくれる選手がいるかどうか分からないですけど、感じ取ってくれたらと思うし、ベテランの選手、最年長の選手が盛り上げてくれるのもそうだし、あの人たちが一番練習するので。そういったところでチームがブレていないというところはあるのかな」 北川が言う最年長選手というのは今月36歳になった乾のことで、それに続くのが35歳のGK権田修一、34歳の吉田豊といった選手たちだ。若手も多く、年齢層の幅が広い清水にあって、27歳の北川はちょうど中堅どころになるが、日本代表での経験や欧州挑戦を経て、心身ともにチームの中心的な存在となった北川が心掛けるのはどんな時も、全力で向かう姿勢を変えないということだ。
■「追われているところで勝っていけば」
2位のV・ファーレン長崎はルヴァン杯のプレーオフステージがあるため、藤枝戦の結果に関わらず暫定での首位ターンは確定していたが、一巡目のラストゲームをしっかり勝利で飾って折り返せたことは大きいだろう。北川は「それが全てではないですけど、首位でターンするということの重要性というのは少なからず、チームの後半戦に向けてのモチベーションになる」と語る。 「追われているところで勝っていけば、自動で上がれるので。このまま行けば優勝できるので。そういうところは全員が同じ方向を向くべきところでもある」 通常、J2に降格して1年での復帰を逃すと、選手の陣容は大幅に入れ替わることを強いられる。それでもベースとなる主力選手の大半が残留を決意し、住吉ジェラニレショーンや中村亮太朗と言った、いわゆるJ1クラスのタレントが新たに加わった。そうした清水を開幕前から自動昇格の本命にあげる声は少なくないが、やはり優勝候補であることは対戦相手に、全力で挑まれることでもある。 本来は同じJ1昇格を目指す立場でありながら、常に本命として挑まれることが宿命付けられたシーズンでもあるが、何度か躓きながらも首位ターンを確定させたことは1つの達成でもある。もちろん、ここから二巡目で、さらに厳しい戦いが待つことは間違いないが、藤枝を相手に清水が持つ個の力と、1つになって戦う集団としての姿勢を示した。追われることを怖がらず、目の前の難敵に打ち勝っていく。北川の言葉は、その覚悟を強く感じさせた。 (取材・文/河治良幸)
サッカー批評編集部
【関連記事】
- ■(この記事の前編)【”静岡県勢決戦”勝利でJ2首位ターン。北川航也の一撃に象徴された清水の強み(1)】エース北川航也がもたらした勝利……「全員の意識の問題で、こういった戦いができる」
- ■「奥さん美人すぎる」「めちゃくちゃ可愛い」J1川崎MF橘田健人の祝福に駆け付けた「美人妻」にファンざわめく!「奥様めっちゃキレイなお方ですね…!」と注目集まる【人気記事】
- ■「身長差がいい感じ」川口春奈と三笘薫の「肩くっつけショット」が大反響!「え!かわいい!かっこいい!最高」「この絵最強過ぎる」とファン興奮【人気記事】
- ■「奥さん美人すぎる」J2清水DF高橋祐治の「元AKB48メンバー妻」がスタジアム来場で大反響!「Jリーガの奥さん綺麗過ぎてビビるシリーズ」などファン驚き
- ■「ほんまに綺麗すぎる…」「無双の美しさ」アーセナルMFの世界的美人妻の「ユニフォームワンピ姿」が話題に! 「勝利の女神」と称えられた衝撃的投稿