クアルコムがモバイル向け新Soc発表。CPU性能は45%アップ
消費者は置いてけぼり?
発表会開催地であるハワイはマウイ島にやってきたQualcomm、今年は臨戦体制というか、ライバルへの意識が強いと感じました。ライバルとはもちろんIntel(インテル)Lunar Lakeチップ。引き合いに出して、Snapdragon X Eliteのすごさ(性能や電力効率)をアピールしまくり。 Qualommは、今までARMベースのSnapdragon、軽量化Windowsパソコンに対応してきました。IntelやAMDのX86ベースCPUと比べ、性能もバッテリーもちもいいとアピールしていたところに、IntelがLunar Lakeをひっさげて「Snapdragon Xシリーズと同等、いやそれ以上だぞ、ガハハ!」とぶつけてきたわけです。 Qualcommはこれに対して、チップのいいとこだけとって比較したと不満顔。コア数によってはベンチマークでは勝ってるのもあると、バチバチムードになりました。てことで、今回の発表会は最初からIntelと比較して意識しまくりの臨戦体制だったのでしょう。 ただ、このバチバチは消費者には直接的には関係がなくて…。というのも、一般消費者にしたらこのSoCを積んだハードが発売されないと、性能のすごさを実感できないからです。 例えば、IntelのLunar Lakeを搭載した軽量PCを探すのは困難だし、Snapdragon X Elite搭載端末も同様。どれだけチップが先行しても、消費者のところに下りてくるのはそのチップを搭載したパソコンやスマートフォン。搭載されてこそ、入手しやすくなってこそ、なんですよね。 Source: Qualcomm
そうこ