次の台風になる可能性は?日本の南海上には熱帯低気圧や低気圧の雲域 週末に関東の南海上に接近も 気象庁・アメリカ・ヨーロッパの進路予想比較【28日までの雨・風シミュレーション】
94Wについて、しばらく同じような場所に位置したあとの進路予想は、北東方向に進むデータもあれば、西よりへと進む予想もあり、かなりバラツキがあります。いずれもそこまで発達させる予想にはなっていません。 またNOAAではマリアナ諸島付近にある低気圧についても91Wとしてアンサンブル予報の結果を公開しています。こちらの進路予想についてもまだかなりブレ幅があります。 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF) ヨーロッパ中期予報センターの予報では、現在と同じ海域にしばらく位置したあとに北東方向へと進んで、東日本のすぐ南の海上へと進む予想となっています。 ヨーロッパのモデルでも熱帯低気圧はそこまで発達する予想にはなっていません。アメリカ・ヨーロッパの予想データともにごく一部が台風の基準までギリギリ達するかどうかです。熱帯低気圧が台風まで発達する可能性はゼロではありませんが低いとみられます。 ■気象庁の雨・風シミュレーション 週末は関東の南海上に接近も 気象庁が日々の天気予報で使う予想モデルの一部である数値予報(MSMモデル)の結果では、熱帯低気圧は週末に北上して紀伊半島のすぐ南から関東の南海上へと進む予想があります。 一方で、12時間前に計算された同じMSMモデルの予想結果では、27日午後3時には九州の南西海上に進むと予想されています。初期値ごとに予想が大きく変わっておりブレ幅が非常に大きな状態です。 アメリカ海洋大気庁のアンサンブル予報も北東へ進む予想データや南西へ向かう予想データがあり進路にかなりのバラツキがありました。各国のモデルをみてもまだ大きなブレ幅があるといえそうです。
中国放送