「こういう気持ちにさせてくれる相手をきっと“ライバル”って言うんだ」MIRAIと青野未来のバチバチパワーファイター対決はフルタイムドローからのフルタイムドロー!
まず行われたのはボジラvs野崎渚の1回戦。 ボジラは余裕たっぷりといった様子で野崎をあしらっていくが、野崎のキャリアは18年。ボジラが2歳頃からプロレスラーとして生きている意地がある。 1発では効かぬなら10発、20発という勢いでノアール・ランサーを連打していき、ドルミルに捕らえるもボジラは軽々振り払う怪力を見せる。 それでも野崎は「ちっくしょう……」とぼやきながらエルボーを連打し、パワーボムを回転エビ固めで切り返して逆転を狙う。しかし、これを返したボジラが強烈なラリアットを叩き込み、「SIZE DOES MATTER!」と叫びながらのドリル・ア・ホール・パイルドライバーでぶっ刺して3カウントを奪った。
もう1つの1回戦は、MIRAIvs青野未来。 MIRAIは青野の武器であるラリアットを潰すために徹底して右腕を破壊。対する青野はローキックやサブミッションを駆使しての足攻めと、互いの狙いがハッキリ見える熱戦が展開。 MIRAIのラリアットや青野のハイキックといったマトモに当たれば一発で試合が終わる大技が入り乱れるが、決着が付かぬまま15分フルタイムドローを告げるゴングが鳴る。 このままでは選手もお客さんも納得しないということで、5分間の延長戦が緊急決定。ゴングと同時に突っ込んでいっての壮絶なラリアット合戦が展開され、青野は敢えて痛む右腕での攻撃を中心に組み立てる意地見せる。 MIRAIもミラマーレ(※アームロック)で腕を破壊してからバックドロップやミラマーレ・ショック(※変形ハリケーン・ドライバー)を狙っていくも、またもフルタイムドローを告げるゴングが鳴ってしまった。 この結果を受け、6月23日の新木場1stRING大会にて両者の1回戦の再々試合を行うことが発表。どちらがボジラと王座を争うことになるのかが決まる試合でもあり、ファンの間では予想が盛り上がっている。 試合を終えたMIRAIは「今の率直な感想。スゲー、スゲー悔しいです。悔しい。けど、こういう気持ちにさせてくれる相手をきっと“ライバル”って言うんだと思います。今日決着付かなかった。けど、自分の魂は絶対に折れません。絶対に!あの!あのベルトを!MIRAIが持ちます!勝つのはこのMIRAIだ。覚えとけ!」と青野をライバル認定。 青野も「私は絶対に!どうしても!なにがなんでも!ベルトを巻きたい!MIRAIの魂ごと奪って、へし折って、私がベルトを巻きます」と静かに決意をたぎらせた。
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