日本の小・中学生 数学・理科の国際的学力調査で「高い水準維持」 一方「得意だ」と思う児童生徒は減少
2023年に行われた算数・数学と理科の国際的な学力調査で、日本は小・中学校ともに高い水準を維持していることがわかりました。 この調査は、4年に1度行われる小・中学校段階の児童生徒の算数・数学、理科の教育到達度を調べる国際的な学力調査で、文部科学省によりますと、日本は、小・中学校いずれも、算数・数学、理科の平均得点が高い水準を維持していたということです。 一方、前回の2019年の調査と比較すると、算数と数学の平均得点に大きな変化はなかったものの、理科の得点は、小・中学生ともに下がったということです。 同時に行われた質問調査では、数学、理科についての「勉強が楽しい」、勉強すると「日常生活に役立つ」と答えた中学生の割合が増加傾向にあった一方で、「算数・数学、理科は得意だ」と思う小・中学生の割合が減少していたということで、文科省は「理数教育のさらなる充実に努めたい」としています。