【こどもホスピス設立に寄付】廃棄する本をトイレットペーパーに再生・販売 売り上げの一部を寄付 岩手・盛岡書房
TVIテレビ岩手
廃棄する本を利用してトイレットペーパーをつくって販売し、売り上げの一部をこどもホスピス設立のために寄付するプロジェクトが始まりました。 おとなのゾウがこどものゾウを囲むようにデザインされたこちらのトイレットペーパー。紙は本からできています。 盛岡書房 高舘美保子社長 「これが地域の子どもたちのためになるということを、トイレットペーパーを見るたびに思い出してもらえれば良い」 盛岡書房は3年前から古本を回収して販売し、売り上げの一部を使って小児科病棟や小学校に本を寄付しています。 回収した本の中には汚れなどがあり廃棄せざるを得ないものがあります。今回のプロジェクトは、そうした本を、障がい者福祉サービス事業所での作業で、再生紙に変え、さらに県内の製紙会社の協力を得てトイレットペーパーに生まれ変わらせるというものです。 トイレットペーパーは販売し、売り上げの一部は、重い病気を患う子供と家族を支援する「こどもホスピス」を設立するために寄付されます。 デザインには、コミュニティで子育てをするゾウのような社会にしたいという願いが込められています。 盛岡書房 高舘美保子社長 「無理をせずにできるカタチで、みんながゾウの輪の中に入っていって群れが広がっていくことが一番うれしいことだと思う」 トイレットペーパーは、11月1日から盛岡書房で販売します。