インド警官5人、州首相用のおやつをつまみ食い 懲戒処分の危機
【AFP=時事】インドで開催されたパーティーで州首相のために用意された同国料理定番の軽食「サモサ」が消えたことで捜査が行われ、警察官5人がつまみ食いした疑いで懲戒処分が下される見込みが明らかになった。同国メディアが8日、報じた。 【写真】ペルー名物料理セビーチェ、ユネスコ無形文化遺産に サモサは、肉や野菜などの具を小麦粉の生地で包んで揚げたもので、インド各地の列車内や街角などでも提供されている。 政府主催のイベントでも定番の料理となっており、北部ヒマチャルプラデシュ州で先月、同州のスクウィンダー・シン・スクー首相の公式訪問のために警察が開催した歓迎会でも、州首相のために特別なサモサが用意された。 ところが、同氏の口に入ることはなく、警察官5人に食べられてしまったとみられている。 同州の犯罪捜査局は報告書で、「反政府行為」と指摘。 エコノミック・タイムズ紙によると、報告書は「関係者全員が本能のままに行動しており、故意による違法行為である懸念が高まっている」としている。 インディアン・エクスプレス紙は、州首相のサモサを食べた疑いを掛けられている警察官5人は、自身の行動について説明を求められていると報道。 5人については現在、最後の供述記録が行われており、その後、上司に厳しい懲戒処分を言い渡されるとみられている。【翻訳編集】 AFPBB News