遠藤航はリヴァプール開幕戦でなぜベンチに?スロット新監督が守備的MFに求めるものを現地記者分析
リヴァプールの守備的MFについて、『The Athletic』のアンディ・ジョーンズ記者が分析している。 遠藤航は今季出番減少へ…?プレミア5人の日本代表の現状を分析 今夏の移籍市場では、守備的MF補強の必要性が指摘され続けてきたリヴァプール。これまでスペイン代表MFマルティン・スビメンディの獲得に動いていたことが伝えられていたが、本人がレアル・ソシエダ残留を決断して破談に。補強ゼロのまま開幕戦に臨んだ。 そして迎えた17日のプレミアリーグ開幕戦。イプスウィッチ相手に中盤の構成には大きな注目が集まっていたが、アルネ・スロット監督はアレクシス・マクアリスター、ドミニク・ソボスライ、そして守備的MFにライアン・フラーフェンベルフを起用。チームも2-0で勝利を収めている。 遠藤航を含めて“No.6”にスロット監督が誰を起用するかは現地で大きな注目を集めていたが、開幕戦ではフラーフェンベルフが担当することに。ジョーンズ記者は「スビメンディ獲得失敗で“No.6”のポジションは未解決のままだが、フラーフェンベルフは今のところ解決策になり得ることを示した」とし、以下のように指摘した。 「スロットは、相手のプレッシャーに強い選手に“No.6”を任せたいと考えている。プレッシャーを受けながらもボールをもらい、前に進める能力に長けた選手だ。これはこのオランダ人MFが兼ね備えている特徴と合致する」 「前半は決して楽なものではなく、イプスウィッチの激しいプレスでリヴァプールはビルドアップに苦戦した。フラーフェンベルフはボールを持てば良かったものの、十分に引き出すことはできず、チームメイトはロングパスを狙わざるを得なくなった」 「それでも後半に彼のプレーは大幅に改善され、深い位置から試合をコントロールし、より積極的に関与している。彼はリヴァプールの攻撃の起点となり、ボールを奪い返す鍵にもなった。オフザボールの際、特に後半はオープンに見え、パスを通されることもあったために懸念は残る。だが、完璧な解決策がないのであれば、それもスロットが扱わなければならない成長痛と言えるだろう」 リヴァプールの次節は25日、本拠地アンフィールドでブレントフォードと激突する。