群れで暮らす動物たちはどうやって“ナンバー1”を決めている?求められるリーダー像を徹底調査
マントヒヒは、1頭のオスと複数のメスを最小単位にして群れを作っていくそうで、とべでも、カップルで過ごす姿が見られますが… 連キーパー: 「ちょっと大きい出来事があったんですけど、他のオスと一緒にいたメスを力で横取りしたことが…」 青木アナ: 「最近ですか?」 連キーパー: 「一番最近の」 青木アナ: 「じゃあ今激動の群れの関係性」 連キーパー: 「ですから今までそのメスと一緒にいたオスは1頭で、数日間はご飯もほとんど食べないとか」 青木アナ: 「ショックで?どの子ですか?」
青木アナ: 「メカ!寂しそうに見えるような気もしてきますね」 連キーパー: 「立ち直ってはいます!」 メカからメスを奪ったNO.1のビンゴは、なんと、4頭のメスをパートナーにしているそうです!ビンゴがハーレムを作る一方… 青木アナ: 「本当に立ち直ってます!?」 力が物を言う世界も、色々大変そう…
NO.1の在り方、シマウマは一味違うようで…
青木アナ: 「NO.1はどの子になるんですか?」 サバンナエリア担当 岡本こず恵キーパー: 「あそこで食べてる右側のアヤメちゃんですね」 青木アナ: 「メスなんですか?メスで、NO.1ってあるんですか?」 岡本キーパー: 「そうですね。野生の群れだと、オス、リーダー1頭いて、メスのリーダーもいるんですけど、とべ動物園ではオスとメスに今分けてる状態なので、この3頭のメスの中のリーダーで言うとアヤメちゃん」 青木アナ: 「シマウマは結構メスも立場が強いというか」
岡本キーパー: 「シマウマは、野生ではメスが移動するとき先頭にメスのリーダーが行って その後にみんなついて、一番後ろにオスのリーダーがついていく。行き先を決めるのが、メスのリーダー」 青木アナ: 「メスが群れの方向性を決めていくんですね」 岡本キーパー: 「どうぞついてきなさいぐらいな、どっしりしてる感じなのかなっていう感じはありますね」 警戒心が高いシマウマですが、運動場や寝室への出入りは最年長・18歳のアヤメ姐さんがほぼ必ず、先陣を切るそうです。
この日も、寝室の扉が開き、しばらくしてアヤメ姐さんが入ると、他の2頭も続いて帰宅! 岡本キーパー: 「すごく頼りにしてるんじゃないんですかね。アヤメが行ったら大丈夫っていう」 アヤメ姐さん、かっこいい! 力、信頼、優しさ、統率力…動物によって重視される要素は様々ですが、私たちも、NO.1たちに見習うところが多くありそうです!