群れで暮らす動物たちはどうやって“ナンバー1”を決めている?求められるリーダー像を徹底調査
チンパンジー担当 平澤萌キーパー: 「あ、ロイ来てくれました、よかった!」 青木アナ: 「大きい!がっしりしてますね」
平澤キーパー: 「昔は結構やんちゃな、キャラクターでいうとジャイアン的なタイプだったみたいです。結構優しく群れをまとめる力があったり、誰か喧嘩してると間に入ったりとか、ちゃんと役目を担っている感じのリーダー、アルファオスです」 青木アナ: 「アルファオスって言うんですか」 平澤キーパー: 「そうですね、チンパンジーでは、 NO.1のオスをアルファオスって呼んでます」
チンパンジー、野生では大きな群れは100頭まで及ぶこともあるそうですが、とべでは1歳のスカイを含む7頭の家族で暮らしていて、父・ロイがアルファオスを務めています。 強さだけでなく、仲間からの信頼も大切だというアルファオス。
平澤キーパー: 「ロッキーとミライが生まれた時に仲良く遊んでたり とか、スカイが生まれた後もすごく上手に遊んでいるので、 力加減というか、そういうのも すごく分かってる良いアルファオスだなと思います」 オスは生まれたときからずっと同じ群れで過ごすため、オス同士の関係性がとても重要だというチンパンジー社会ですが…
平澤キーパー: 「赤ちゃんも男の子なので、どう成長していくか楽しみなような不安なような…今の時点でまあまあ肝が据わっていそうなので、ロッキーより上にいってしまいそう、あっという間に」 今後のスカイの動向に、目が離せません。
オス4頭、メス6頭のマントヒヒの群れでNO.1を張っているのは、二十歳のビンゴ。 NO.1たる条件は、至ってシンプルです。
青木アナ: 「どうやって決まるんですかNO.1は」 マントヒヒ担当 連有吾キーパー: 「これはもう力ですね。力が強いと、ちょっとわがままも利くし、周りもそのオスに対して気を遣うっていう感じ」 青木アナ: 「年齢も関係ない?力が強いものが一番?」 連キーパー: 「今いるオスの中では一番若い個体ではありますね。やっぱり 歳とってくると筋力が衰えてきて体も小さくなってきて、若い頃と比べても力強さはなくなってくるのかな と思います」