iPhone 16の目玉機能を模倣?中華メーカーが“カメラボタン”を新型機種に搭載 水中撮影の活用も想定
中国のスマートフォンメーカー大手・OPPOは日本時間の16日、フラグシップ帯の最新機種「Find X8」シリーズの発表を予告。カメラに注力した端末として多数の更新が想定される中で、カメラ操作を容易にするボタンの搭載が明らかになった。 【画像】中国メーカーが先日発表した「Dynamic Island」風の新機能など【関連】 「Find X8」は10月24日に中国国内向けに発表イベントを予定しており、これに先んじて公開されたティザー映像では製品ボディに関する大枠が伺える。なかでも注目されている機能の一つがカメラボタンの存在。 これは、今年9月にアップルが「iPhone 16」シリーズに搭載して話題になった「カメラコントロールボタン」に非常に類似した外見となっており、動画では本体右側下部に配置されている領域をなぞる様子が収められている。 現時点ではその詳細は発表されていないものの、すでにOPPO関係者がSNS「微博」にて明らかにした情報によれば、これまで画面上でしか操作できなかったカメラ機能の一部を、物理ボタンで操作可能にするという、iPhoneと同様のコンセプトで設計される。 なお、すでにOPPOの関係者がSNS「微博」にて詳細を明らかにしており、ボタンは圧力感知識で物理方式ではないこと、そしてボタンスワイプでズーム操作といったジェスチャーも可能で、水中での使用も想定した実装になるという。 カメラ機能の拡張インターフェースはこれまでSONYのXperiaなどで搭載事例があるため、特段めずらしいものではないものの、Appleの取り組みを受けて再び注目されている。ただ、リリース時期を考慮すると、Appleを「真似した」訳ではない可能性もある。 スマートフォン業界において、最新のテクノロジーが他社メーカーでも採用される事例は珍いことではないものの「iPhoneの機能がAndroidデバイスへ搭載」との流れは消費者からの注目が集まっており、先日も同様の事例が見受けられた。 中国メーカーvivoが先日発表した、フラグシップ帯の最新機種「X200」シリーズではソフトウェアの新機能として「Origin Island」と呼ばれる通知システムの搭載が明らかになった。最新OS「Origin OS 5」より実装されるという。 製品ティザーによれば、一般通知やメディアコントロール、レコーダーの操作、アプリ起動といったものがポップアップ状で現れるもので、名の通り「Dynamic Island」と酷似したインターフェースとなっていた。ただ、Dynamic Islandの模倣もこれが初めてではなく、iPhoneへの実装当初に中国メーカーのRealmeが新興国市場向けに採用していた。
編集部 IT/デジタル担当