「重いスチール=難しい」は間違い!? ドライバーのシャフト重量を基準にしたアイアンシャフトの選び方とは?
アイアンシャフトに迷ったらドライバーとの重量差を考えて選ぶ
シャフトはクラブの振り心地を左右するパーツであると同時に、クラブの総重量を決める重要な役割を担っています。「適正な重さ」であることが重要だということはわかっていても、どのくらいが適正なのかわからないという人も多いのではないでしょうか。 【ビシッと伸びた左腕!】これがカッコいいフォローが決まる片手打ち練習のやり方です とくにアイアンはドライバーよりも複雑で重量帯の選択肢も多いことから、判断が難しいところです。そこでドライバーを基準にしたアイアンシャフト選びのコツを、ゴルフフィールズユニオンゴルフ店の小倉勇人店長に教わりました。
ドライバーのシャフトは、一般的な男性アマチュア向けのものは50グラム台が主流です。カスタムシャフトを含めても、おおむね40、50、60、70グラム台という感じに分かれていて、自分の適性はだいたいこれぐらい、という目安を持っている人も多いでしょう。 一方でアイアンシャフトは、スチールシャフトでも70グラム台から130グラム台まで幅が広く、ドライバーよりも「この辺」と絞りにくく感じている人もいるのではないでしょうか。 そういう場合は、ドライバーのシャフト重量をひとつの目安としてアイアンシャフトを選ぶのがオススメです。 「すべてに当てはまるわけではないのであくまで目安として考えてほしいのですが、ドライバーの長さが45.25インチだと仮定すると、50グラム台のシャフトが装着されている場合は総重量が295グラム前後になるのが一般的です。これに対して、38インチのアイアンでこれよりも100グラム重いくらい、つまり395グラム前後がアイアンの適正重量だというのが古くからの定説です」(小倉店長) ここで「38インチのアイアン」と表現したのは、近年アイアンは長くなってきており、38インチはひと昔前のアイアンなら5番アイアンに相当する長さでしたが、いまでは6番や7番アイアンが38インチというケースもあるためです。 いずれにしても、アイアンに90グラム台のスチールシャフトを装着した場合におおむねこのくらいの重量になりやすいそうです。アイアンシャフトの大ヒット商品「NSPRO950GH」などがまさにこの重量帯。 ドライバーのシャフトが純正のSならアイアンはNS950、というのが定番化しているのは理に適っているのです。