「重いスチール=難しい」は間違い!? ドライバーのシャフト重量を基準にしたアイアンシャフトの選び方とは?
軽い=やさしいではない! 適正重量を選ぶことが大事
しかしフィッティングの現場では、ドライバーに50グラム台のシャフトを使っている人でも、90グラム台のアイアンシャフトでは「重すぎる」と感じて敬遠する人が多いそうです。 「90グラム台のスチールシャフトは、イメージや、持ったときの印象などから『重い』という先入観を持っている人が多いんですが、50グラム台のドライバーを振れているなら決して重くありません」 「軽い=やさしいという思い込みから、アイアンシャフトを軽めにしたいと考える方もいます。でもここでアイアンのシャフトを必要以上に軽くするのはミスの原因にこそなれ、決してやさしくはならないということを知っておいてほしいですね」(小倉店長) 目安としては、ドライバーが50グラム台ならアイアンは90グラム台というのが一つの基準。ドライバーが60グラム台ならアイアンは100グラム台ということになりそうですが、こちらはもう少し重くてもOK。 ドライバーが40グラム台ならアイアンは70~80グラム台と少し軽めでもOKという感じです。単純な増減になるとは限らず、多少の幅もあっていいとのことですので、これを参考に実際に試打などして決めるのがよいでしょう。 なお、これはスチールシャフトの場合だそうです。90グラムを超える重量級カーボンシャフトは、同じ重量のスチールシャフトよりも重く感じる傾向にあるそうなので、カスタムでカーボンシャフトを選ぶ際は注意してください。 「今回説明したのはあくまで目安としての例ですので、これが絶対ではありません。しかし軽いシャフトのほうがやさしいと思い込んでいる人は多いので、あくまで適正であることが大事だということは忘れないでほしいですね」(小倉店長)
鈴木康介