柔道の混合団体はフランスに逆転負けで2大会連続銀。コンディション不良乗り越えた早田ひなが卓球女子単で銅メダル【パリ五輪】
「パリ2024オリンピック競技大会(パリ五輪)」の大会11日目となった8月3日(現地時間)、日本はこの日もメダルラッシュとなった。 柔道の混合団体で悲願の金メダルを狙う日本は決勝で地元フランスと対戦し、代表戦までもつれる激戦となったが3-4で敗れ、2大会連続の銀メダルとなった。 混合団体は男女それぞれ3階級ずつの6階級で試合を行い、先に4勝したほうが勝ちとなるルール。日本は1人目の男子90キロ級では村尾三四郎(男子90キロ級銀メダル)がマキシメ ゴエル・ヌギャップ ハンボウ(同銅メダル)に延長の末、一本勝ち。2人目の女子70キロ超級では高山莉加がロマンヌ・ディコに優勢勝ちし2連勝。3人目の男子90キロ超級では斉藤立がテディ・リネールに一本負けするも、4人目の女子57キロ級で角田夏実(女子48キロ級金メダル)がサラレオニー・シジクに得意のともえ投げで一本勝ちを収め3勝1敗としリーチをかける。 しかし5人目の男子73キロ級で阿部一二三(男子66キロ級金メダル)がジョアン ベンジャミン・ギャバ(73キロ級銀メダル)に、6人目の女子70キロ級では高市未来がクラリス・アグベニュー(女子63キロ級銅メダル)にともに延長戦の末敗れ3-3に追いつかれる。 抽選で階級を決める代表戦は男子90キロ超級に。雪辱を期した斉藤だったがリネールに大内刈りで一本負けを喫し、無念の涙をのんだ。 柔道はこの日で全日程を終え、金3、銀2、銅3個を獲得した。
卓球は女子シングルス3位決定戦で早田ひなが韓国の申裕斌に4-2で勝利し、銅メダルを獲得した。早田は前日に行われた準決勝の孫穎莎(中国)戦では左腕にテーピングをして臨み、コンディションが心配されている中でのこの日の3位決定戦。シン・ユビン(韓国)を4-2で下した. バドミントンは女子ダブルス3位決定戦で志田千陽、松山奈未組がマレーシアのパーリー・タン、ムラリタラン・ティナア組を2-0で破り、銅メダルを獲得した。日本勢のこの種目でのメダルは2012年ロンドン大会銀の藤井瑞希、垣岩令佳組、2016年リオデジャネイロ大会金の松友美佐紀、高橋礼華組に続くもの。 フェンシングは女子サーブル団体で日本は(江村美咲、尾崎世梨、高嶋理紗、福島史帆実)ウクライナに敗れ、3位決定戦へ。地元フランスとの対戦となった3位決定戦では接戦をものにし、45-40で勝利を収め銅メダルを獲得した。日本が「サーブル」でメダルを獲得するのは初めて。