トヨタ・後藤凌寿、最速155キロを2度計測し勝利に貢献 来年ドラフト候補「はまっている感じ」【社会人野球日本選手権】
◇4日 社会人野球日本選手権大会2回戦 トヨタ自動車9―1NTT東日本(京セラドーム大阪) 来秋ドラフト候補のトヨタ自動車・後藤凌寿投手(22)が迫力満点の投球で勝利に貢献した。 8点リードの7回から登板した右腕は2イニングを無安打無失点。「後ろを任されているので最初から出し切っていこうと決めていた」。ストレートは自己最速を更新する155キロを計測した。 圧巻の球威だった。155キロは2度計測するなど、14球の速球のうち10球が152キロ以上。183センチの長身から角度のある球で打者をねじ伏せた。 三重・四日市商から進んだ東北福祉大では期待されながら故障がちだった。目立った実績を残せず、4年時のドラフトは指名漏れ。今春トヨタ自動車に入社した。 アマ球界トップレベルの環境で鍛えられ、「投手コーチとも取り組んできたことがはまっている感じがある」と球威アップを実感している。 ストレートを軸にしてスライダー、カットボール、カーブ、スプリットと変化球の球種も豊富。「最終的にはプロに行って活躍したいので、大舞台でしっかり活躍してアピールしていきたい」。楽しみな存在が名門で頭角を現してきた。
中日スポーツ