「大阪は身近に感じる」実写版パトレイバー主演の真野恵里菜に聞く/大阪
大阪市住之江区南港のショッピングモール「ATC」開催されている、アニメ「機動警察パトレイバー」の実写プロジェクト「THE NEXT GENERATION -パトレイバー-」で使用された実物大「98式AVイングラム」デッキアップイベント(10日まで)。2日のオープニングでは、実写版主演の真野恵里菜が登場し会場の盛り上がりは最高潮となった。イベント終了後の真野に今回の実写版の感想や大阪の印象などを聞いた。
真野「千葉さんの撮影はみんな見に行った」
同イベントでは、イングラムの来阪、雨の中のデッキアップも初という演出となったが「いろんな意味でドキドキしてます」と切り出した真野。大阪へは1カ月前ににソロライブで来たばかりで、今年2月にもプライベートでマネジャーとUSJへ行ったという。「大阪好きです。食べ物がおいしくて」 劇中では過酷な訓練シーンもあるが、アクションを本格的にやるのは初めてだった。クランクイン2カ月前からけいこをしたが、バスケや水泳小さいころからやっており、体を動かすことは好きなので楽しかったと話す。 イングラムの操縦席は本当に狭いし、乗るには身長制限も。1回乗り込むと撮影は2時間入りっぱなし。夏場だったため、小さいすき間からメイク直し道具や水、タオルをもらったり大変だった。他の出演者と画面を通して話すシーンはあったが、顔を合わすわけではない。だが、実際はイヤホンさしてやりとりしていたので、、それはやりやすかったという。 また、シバシゲオを演じる千葉繁の撮影の際は、みんなが見に行くと明かした真野。「自分たちが出ていないシーンでも、千葉のシーンがあったら見に行ってました」と話し、本読みで役者は相手の目方をうかがったりして、最初から100%で行かないが、初めて本読みの時「シゲさんは100で来たので、スタッフからどよめきが起きていた」という裏話も明かした。
出演決まっても「過去の作品見ないで演じた」
同イベント終了後、さらに真野から撮影秘話を聞くことができた。 ―きょうのデッキアップイベント、作品のファンとしてはベイエリアでデッキアップは熱くなりますが。撮影を終わられたということですが、レイバーの魅力は? 「そうですね。実際に撮影現場の2課棟は、等身大が常においてあった。元々作品を知らなかったんですが、クランクインでレイバーみた時は、どこか感動するというか、これを半年間見て撮影できるんだと思いました。原作ファンからしたら、どれだけぜいたくなことか。隊員として生きるならそれが普通なので、1、2カ月したら当たり前になりました」 ―今回演じるにあたって、過去の作品は見ましたか? 「押井(守監督)さんに時間があったら見といてと言われました。ただ、今回はアニメと同じキャラクターをやらないので。アキラを演じるのにわからなくなくなるので、全く見ないで演じたんですね。でも隊員服を着た時に「野明っぽくなっちゃったね」と言われて。意識せずにやっていたんですが、自然と真野恵里菜演じる明が、原作ファンの方に受け入れられてよかった」