「大阪は身近に感じる」実写版パトレイバー主演の真野恵里菜に聞く/大阪
押井・辻本・湯浅・田口、4監督の印象は?
―監督さんが4人変わったが、押井監督はアニメ畑だから厳しかったのでは? 「押井さんの回を撮ってる時は『押井さんの笑顔がみたいよね』と言ってやっていました。『アニメだと表情も決まっているけど、生身の役者を前にすると、なにが起きるかわからないから楽しい』と言ってました。映像作品を撮っているというよりかは、舞台をやってる感覚。押井さんの回がいちばんのびのびしてました」 ―押井さんを含め4人の監督が作品を撮っていましたが、それぞれの監督の印象派どうでした? 「辻本(貴則)監督はアクションに定評のある方。撮影はカット割りが多かったので、押すことが多かった。でも時間をかけたらかっこよく撮ってくださってたのでうれしかった。湯浅(弘章)監督は『鉄拳アキラ』担当だった。押井さんも『女の子をかわいくとるのがうまい人』と言ってたので『かわいらしさを出さなきゃ』というプレッシャーがあった。『明かわいかったよー』と言われて。監督さんが引き出してくれました。田口(清隆)監督は、特撮部分がすごかったりするので。(大巨獣)カッパの回(4章)で、自分は現場にいないけど、特撮を見るという形で演じる部分があったけど、こだわりがすごい。いちばん芝居の部分で感情の部分に寄り添ってくれる監督だなあと思いました」
大阪の印象「とても近く感じます」
―明と似通った部分について。「こういうところ明と違うなあ」とか。 「表情がコロコロ変わるので、わたしけっこうこだわりがあったり頑固な部分があるので、芝居やってて切り替えが難しかったです。けど、半年間やって、自分がそうなりつつありました(笑)」 ―大阪の印象はどうですか? 「パトレイバーのお仕事で関西に来るのは初めて。朝ドキドキで新幹線に乗って。会場ではみなさん、あったかかったです。ライブで話してるとツッコミが多いんですが『おもしろいこと言って』とか言われるけど(笑)、とても近く感じます。お芝居のお仕事で来ることがないので、うれしかった。たくさんの方が来てくれてうれしかったです」