キリスト生誕地ベツレヘムでクリスマス・ミサ、祝福行事中止で街は閑散…イスラエルは攻撃継続
【ベツレヘム(パレスチナ自治区)=金子靖志】キリスト生誕の地とされるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸ベツレヘムの聖カテリナ教会で24日夜、クリスマスのミサが行われた。
例年は世界中から多くの巡礼者や観光客が訪れるが、ガザ情勢などを受けて昨年に続きクリスマス行事は中止に。教会に隣接する世界遺産・聖誕教会前のクリスマスツリーや電飾も姿を消し、街は閑散としていた。
キリストが生まれた馬小屋跡とされる「聖誕のグロット(洞穴)」を訪れたヨルダン川西岸の拠点都市ラマッラ在住のミナ・シャミーエさん(31)は、「ガザで死者が増え続けてとてもつらい。これ以上の犠牲者を増やさないでほしい」と祈った。
イスラエルは24日もガザを攻撃し、ガザの保健当局によると、これまでの死者は4万5338人に上った。