バドミントン 大堀彩が現役引退を発表、元ミライモンスターの28歳、今夏パリ五輪で8強「22年間の競技人生とても幸せ」
バドミントン女子シングルスでパリ五輪8強の大堀彩(28)=トナミ運輸=が8日、自身のインスタグラムを更新し、今年限りでの現役引退を発表した。国内での試合は熊本マスターズ(12日開幕)が最後になるといい、「これまでのバドミントン人生、決して順風満帆だったとは言えませんが、たくさんの方々に支えられ、ここまでやり抜くことができました」と感謝をつづった。 【写真】パリ五輪で初出場し8強入りを果たした大堀彩 大堀は福島・富岡高出身で、来年から日本代表のヘッドコーチに就任する父の大堀均コーチに幼少期から指導を受けた。中学2年だった11年3月には東日本大震災で被災。高校1年で世界ジュニア選手権銅メダル、2年で銀メダルを獲得。フジテレビの番組「ミライ☆モンスター」で取り上げられるなど、有望なホープとして注目を浴びた。 サウスポーから繰り出す鋭いショットが武器で、21年東京五輪は逃したものの、今夏のパリ五輪で初出場し、8強入りを果たした。先月で28歳となったが、引退を決断。「私自身バドミントンが大好きで、引退を決意するのもそう簡単な事ではありませんでしたが、22年間の競技人生はとても幸せな時間だったと改めて感じています」と想いを込めた。