自民・石破茂氏 決選投票で第103代首相に 立民・野田氏の上積みは9票にとどまる 84票が無効票
衆参両院での本会議で11日、首相指名選挙が行われ、決選投票の結果、自民党総裁の石破茂首相が第103代首相に選出された。参院では本会議での投票で石破氏が過半数を獲得していたが、衆院では過半数獲得には至らず、石破氏と立憲民主党・野田佳彦代表による決選投票が行われた。 衆院での1回目の投票では、石破氏が221票、野田氏が151票、日本維新の会の馬場伸幸代表が38票、国民民主党の玉木雄一郎代表が28票、れいわ新選組の山本太郎代表が10票、共産党の田村智子委員長が8票、有志の会の吉良州司代表が4票、参政党の神谷宗幣代表と日本保守党の河村たかし代表がともに3票を獲得した。決選投票では、石破氏が221票と変わらず、野田氏が160票で、無効票は84票。野田氏の“上積み”は9票にとどまった。 今回の首相指名選挙に関しては、日本維新の会と国民民主党が決選投票に進んだ場合でも、それぞれ自党の代表名で投票することを表明していた。